猫耳上坂さんだぞ! 上坂すみれがアキバの思い出とサンダーキャットへのお礼を語る【2021年9月上坂すみれ連載vol.02】

上坂すみれが愛してやまないものをハードコアに語る連載「すみぺは〜どこあ♡」。前回はデヴィッド・ボウイや大島渚、「戦メリ」への愛をたっぷり叫んでもらいましたが、第2回目となる今回は「秋葉原」がテーマ! 教育熱心な厳しいご家庭で育った上坂さん、コスプレ衣装をこっそり買って庭に隠していたとか(どんだけ広い庭なのでしょうか…)秘蔵エピソードが飛び出します! 一時期ネットを騒がせた、急にサンダーキャット(とフライング・ロータス)に褒められた話にも言及してもらいました。キャット繋がりで猫耳上坂さんだぞ!

取材&文/南波一海 撮影/藤本和典 ヘア&メイク/北川恵(クララシステム) スタイリング/佐野夏水

【衣装協力】Romantic Standard、RoseMarie seoir

 

――第2回は「秋葉原」です。切り口がかなり多そうなテーマではありますが、今回も脱線大いにありで、様々な話が伺えればと思います。もちろんオタクカルチャーが昔から好きで、憧れの桃井はるこさんなどの影響もあり、自然と秋葉原にも足を運ぶようになったという感じでしょうか。

そうです。私が中学生だった2000年代初頭はまだ「え、アニメ観てるの?」みたいな雰囲気があって。気を付けないといじめられかねない危険思想だったんです。

 

――危険思想(笑)。

 

なので、アニメはこっそり観て、学校では何を読んだらいいかわからないのでとりあえずニーチェとかを読んだりして。ニーチェはよくわからないけど、ユングは面白いなと思ったり。

 

――哲学に傾倒しつつ、秋葉原にも興味を持ち。

 

はい。学校ではなかなか話せない文化がアキバでなら正義みたいな。当時は2ちゃんねるが大好きで、ここに書き込んでる人はみんな秋葉原に住んでるのかなというくらい、みなさん声優さんとか「アニメディア」とか「アニメージュ」とか「カードキャプターさくら」のフィギュアとか、そういうものに精通してました。でも、横浜にはそういう文化があまりなく。一応「アニメイト」はありましたけど、わりと小さい敷地にぎゅっと濃縮されていましたし、ここから外に出たら迫害されるんじゃないか、みたいに思ってましたし。

――(笑)。まるで隠れキリシタンのような。

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