愛猫5匹をうまく撮るために昨秋、ミラーレスデジタルカメラを購入したミキ・亜生によるカメラ連載。第10回はモノクロ写真を撮ることで、光や形、質感、そして焦点への意識を学びました。後編では実際に街に出てモノクロで撮影したベストショットを紹介します。
編集/藤本あき
取材・文/高本亜紀
撮影・撮影指導/大槻志穂
連載「感度ゼロからのスタート」過去記事はこちらから
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街の風景をモノクロで撮影してみる
亜生 外で撮ってみましたけど、僕はまだ撮りたいものがはっきりわかってないのか、無駄にシャッターを切ってしまうことが多いというか、撮ったものを液晶画面で見て、どういうふうに撮れているかを確認することが多くなってしまいました。
大槻 慣れない間は数をこなしたほうがいいと思います。実際撮ったものを見て、どんなことを感じましたか?
亜生 古いビルはカラーで撮影してももちろんかっこいいんでしょうけど、モノクロやとより寂しい感じや歴史のある感じが出るのでかっこよく撮れるなと思いました。
大槻 では、今日撮った中で気に入っている写真をいくつか選びましょう。
亜生 これ(①)はオシャレに撮れましたね。
▼亜生撮影
大槻 何を意識しましたか?
亜生 横断歩道のモノトーンな感じ、それと靴下の白とズボンの黒がちょうどいいかなと。白と黒だけの世界にしてみました。
大槻 真ん中に置いたのがいいですね。
亜生 あ、それは偶然かも(笑)。
大槻 広角レンズで撮っているので、サイドの線がちょっと曲がっていたり、体の腰の部分まで入ったのもよかったんじゃないかなと思います。
▼亜生撮影
亜生 これ(②)は道端に落ちてる木なんですけど、モノクロで撮ると陰影がはっきりしてこんなにかっこよく撮れるんやなって思いましたね。
大槻 そう。オブジェっぽさが出ますよね。
亜生 あとはこれ(③)いいなあ。雲の明るい部分と暗い部分がグラデーションになってるし、手前の街灯も上の部分だけ入れて。で、ちょっとスペースを作ってかっこよく撮ってみました。車が通ってない時に歩道から撮ったこの写真(④)も好きです。
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