あいみょんインタビュー「ニャーアルバムって呼んでるけど意外と浸透してないかも（笑）」【TV Bros.10月号あいみょん特集】

絶賛発売中のTV Bros.10月号あいみょん特集。みなさんもうお手に取っていただけましたか？　フルカラー48ページでお送りしている特集内容をご紹介！

名曲ばかりが詰まったNEWアルバム『猫にジェラシー』のこと、対バンツアー「ラブ・コール2」、まもなくスタートするツアー「ドルフィン・アパート」についてなど語ってくれたロングインタビューの一部抜粋してお届けします。

 

 

【商品情報】
「TV Bros.2024年10月号あいみょん特集号」
●発売中
●定価：1,650円
●発行：東京ニュース通信社
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おかえり、あいみょん！ TV Bros.10月号は『猫にジェラシー』発売記念のカラー48ページであいみょん大特集！

 

 

 

「ニャーアルバムって呼んでるけど意外と浸透してないかも（笑）」

 

アルバム『猫にジェラシー』を完成させたあいみょん。前作からの間で起こった大きなトピックを振り返ってもらいつつ、終わったばかりの対バンツアー、9月末からスタートするツアー『ドルフィン・アパート』について、そしてアルバムについて語ってもらった。

 

取材＆文／小松香里

──ニューアルバム『猫にジェラシー』の話を、新曲中心に聞いていきたいのですが、タイトルは『猫にジェラシー』であいみょんさんは“ニャーアルバム”って呼んでるんですよね。

 

そうなんです。アルバムの取材を何本かやっていますけど、そのことに初めて触れてもらえたのでうれしいです（笑）。「猫にジェラシー」という曲はもともとアルバムに入れようと思っていたんですが、良いアルバムタイトルがなかなか思い浮かばなくて「猫にジェラシー」っていいかもって思い始めて。私、漢字とカタカナの組み合わせ好きやし、猫も好きやしって思って決めました。

 

──どんなアルバムになったと思いますか？

 

これまでと同じくコンセプトは考えずに、デモ曲の中からそのときに「良い」って思った曲たちを集めて作りました。タイアップで書き下ろした楽曲も多かったので、新たに入れる曲は若干暗めの曲が多くてもいいかなっていう風には思いながらセレクトしましたけど。

 

──中盤は「炎曜日」と「偽者」と「朝が嫌い」と、遊ばれてる恋愛の曲が並んでいますね。

 

たまたま並んじゃいましたね。

 

──「偽者」はほっこりした手触りですが、酔った勢いで好きでもない人と寝てしまう自分のことをクズだと認識している女性の曲です。

 

私、こういう曲を書くのが好きなんですよね。いくらでも書けます。「炎曜日」と「偽者」と「朝が嫌い」の3曲でどれが一番自分っぽいかっていったら「偽者」ですね。好きじゃない人としてしまったっていう後悔を書いた曲でもあるけれど、私って泥酔して帰って朝起きると家がぐちゃぐちゃなときがあって。そういうときって「昨日は私じゃない私がいた」とか「私じゃないクズが存在した」っていう風に逃げるんですよ。洗っていない食器がめちゃくちゃ溜まってるのを見て「これは私がやったんじゃない」って言い訳したり(笑)。

 

──そういうあいみょんさんが反映された曲でもあるんですね(笑)。「偽者」から一転して「朝が嫌い」はクズ男に恋焦がれる女性の歌に聞こえました。

 

これは男性がクズっていうパターンに加えて、女性が勘違いしているパターンの可能性もあると思うんですよ。知人が「寝るのが苦手で、眠れずに朝を迎えてしまうから朝が嫌い」と言ってて、「朝が嫌い」ってすごく良いワードだなって思ってタイトルから物語を作っていきました。

※この続きは「TV Bros. 10月号あいみょん特集」をご覧ください