chelmico連載「キスがピーク」。前回、前々回とRachel産休中につき、Mamikoがソロで連載を守っていましたが、なんとRachelが爆速でカムバックを果たしたため、今月からchelmicoとしての連載再開です! というわけで、今回はRachelカムバおめでとうの回をお届け〜! おかえりRachel♡
取材&文/高木”JET”晋一郎 撮影/横山マサト
(取材日は梅雨明け宣言当日、最高気温34度の東京です)
Rachel:暑いね~今日。久々の夏だね。1年ぶりだね。
Mamiko:それはそうだね(笑)。ほんと汗が止まらない……。
R:まみちゃんの汗っかきも1年ぶり(笑)。これで扇ぐ?(と、紙の束が入ったクリアファイルをMamikoに渡すRachel)
M:ありがとう。……なんの紙? 仕事のやつ?
R:ううん。赤ちゃんのおしっこの回数とかをメモしとくやつ。
M:お母さんだね(笑)。
――そんなわけで、今回からRachelが爆速でカムバックということで。おかえりなさい!
R:ただいま! 戻ってきたよ! カムバだよ!
――Rachel不在期間は、「キスがピークも俺が守る!!」という宣言通り 、まみちゃんは単独で古書店とグリーンショップへ行きました。
R:まみちゃんから贈られたサボテンも手元にきて、毎日毎日育っております。おすすめしてもらった土偶の本にはちょっとびっくりしたけど。
M:アハハ!
R:いきなり土偶の本の写真が贈られてきて「コメントください」って、「これはどうしたらいいかな……」って(笑)。
――たった2カ月でしたけど、ひとりchelmicoの期間はいかがでしたか?
M:でもTV Bros.ぐらいだったんだよね。「chelmicoとして」動いてたのは。他はソロ・アルバム「ms」の制作に関わることだったりしたから。
――それは当然ひとりで動くことになりますね。
M:そうそう。「キスがピーク」も今までの連載の流れでひとりだったから気は楽だった。全く違う環境にchelmicoのMamikoとしてひとりで行くんだったら、ちょっと大変だったかも知れないけど。でもやっぱりRachelがいた方が連載も楽しいって思ったね。
R:この連載楽しいもんね。月イチのウチらの遊び時間だったから。
M:仕事といえど、半分以上遊びみたいな感じだし(笑)。本屋さんもグリーンショップもふたりで一緒に行ったら、またちょっとテイストが変わったと思うし。
R:うん。私も記事読みながら行ってみたいって思ってた。
M:じゃあ今度一緒に行こうよ〜。
――お仕事以外では会ってたんですか?
M:うん。ちょこちょこ会ってたね。赤ちゃんに会いに行きがてらとか。
R:一番最初に赤ちゃんに会いに来てくれたよね。
M:何日目だっけ?
R:生後一週間ぐらい? ホヤホヤだったよね。
M:そんなすぐだったんだ。そのあともちょこちょこ他の友達と一緒に行ったり。
R:なんでもない日にもフラッと来てくれたり。でもそれが一番うれしいんだ。なんでもないのに来てくれるのって、すごくホッとする。
――Rachelの誕生日は一緒に過ごしたとか?
M:そう。YouTube「でもまだ土曜日」でも話したけど、一緒に映画を観に行って。
R:その日は家族が、まみちゃんと会っておいでって子守を買って出てくれて。本当に久々に外に出るから、すげードキドキしたもん。挙動不審になっちゃって「あいつ、外出ビギナーだな……」って思われるかもって(笑)。
――どんな被害妄想(笑)。
R:コーヒー屋さんに行ってもサイズの言い方とか忘れちゃって、R(※レギュラー)ってなんて読むんだっけ、みたいな(笑)。動揺してるのがバレないようにお店の人に「違うんです! 久々の外出なんで!」って説明しようかと思った(笑)。
M:そうだったんだ(笑)。
R:でも、まみちゃんと出かけた日は本当に楽しかった~。
M:ホントに楽しかった!
R:最高だったよね。何日間も思い出を反すうしちゃうぐらい(笑)。その日はまみちゃんがどこへ行って何をするかコーディネートしてくれたんだよね。
M:それでビリー・アイリッシュの映画(「ビリー・アイリッシュ 世界は少しぼやけている」)観にいって。
R:終わって抱き合って泣いて。グラミー目指そうって思ったもん(笑)。
M:本気で(笑)。うちらもビリー・アイリッシュぐらい頑張らないと!って思ったし、そういう映画をRachelと一緒に観れたのがうれしかった。
R:そう思ってまた泣いたよね。「うちら出会えてよかったよね!」って(笑)。
M:それからちょっとお茶したんだけど……。
R:イヤホン片耳ずつ分け合って、最近気に入ってる音楽を聴かせ合ったり。
ーー青春だなぁ~。
R:最初はおしゃれな曲を聴かせあってたけど、結局最後はウチらの高校時代の音楽を聴いてしみじみするっていう(笑)。
M:別れ際も泣いたもんね。楽しすぎて(笑)。
R:感極まっちゃって(笑)。
――泣きっぱなし(笑)。
M:最近、音楽に関する映画が沢山やっててうれしい。ライブに行きづらいぶん、映画館で楽しんでるかも。「American Utopia」も観に行ったんだけど最高だった!
R:観に行きたいな~。
M:行って欲しい! 全然トーキング・ヘッズとかデビッド・バーンのことを知らないで行ったんだけど、曲もパフォーマンスも最高で夢中になっちゃった。バナナマンの設楽統さんが世界で一番格好いいと思ってたけど、デビッド・バーンがかなり追い上げてきたもん(笑)。
――chelmicoとしての動きはYouTube「でもまだ土曜日」から再開?
R:そうね。
M:でもRachelはSNSを頻繁に更新してるから、お休み感も無かったし、休んでたことを知らない人もいるんじゃない?
R:そうかも。
――「Galaxy S21 5G」のWEB CMや、「EASY BREEZY」の1000万回再生突破など、話題も多かったですしね。
R:爆速カムバだったから(笑)。
M:だから寂しいって感じる前に復帰って感じだったし、「離れてるわ~」って思う暇もなかった。普通に連絡もしてたしね。産まれる瞬間までLINEしてたから。
R:直前までね。まみちゃんってクールなときはクールなんだけど、産休期間はすごいマメに連絡くれてそれが本当にうれしかった。普段は別にマメに連絡くれるわけじゃないし、時々面白画像を送って来るだけなんだけど(笑)。
M:写真だけ送って(笑)。
R:それが「どう、元気?」とかマメに連絡くれて。「もう産まれた?」とか。
M:アハハ。よく考えたら産まれたのを秘密にしないよね(笑)。
R:世間に言わなくてもMamikoには言うから(笑)。でもそれがひとりじゃないって感じでうれしかったな~。
――「でもまだ」で、出産後にお医者さんから「どうでした?」って訊かれたって話がすごく面白くて。確かにそこでどんな声かければいいのかって難しいですよね。
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