『OWARAI Bros. Vol.7』9/22発売決定!! 静と動の対照的なスタンスながら共通の目標を持つ!男性ブランコ×ゾフィー対談

確かな演技力とあふれんばかりのコント愛を持つ男性ブランコとゾフィー。本誌では、男性ブランコが忠実に守っているという上田のアドバイスや、お互いのことをどう思っていたのか、目標である海外での活動などについて語ってもらった。WEB版『OWARAI Bros.』では、各対談で共通の質問に答えてもらいながら、お互い伝えておきたいことなどを紹介する。

取材・文=OWARAI Bros.編集部
撮影=上村 窓

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——4人の中で1日誰かになれるとしたら、誰になって何をしたいですか?

浦井 上田さんになって、何に怒りを感じるのか、マインドを知りたい。

上田 怒鳴り散らすことはあんまりないよ。僕は平井くん。なんかコンクリートから花が咲いていたら5分ぐらい立ち止まるようなイメージがあるから、「これをずっと見るんだ」っていう感性を知りたい。

平井 じゃあ、僕はサイトウさん。

サイトウ 「じゃあ」って!

平井 ご結婚されて、お子さんもいて、会社もやられてて、離婚もされて。人生経験が豊かというか、社会で働いているというだけで尊敬してしまうので、どういう心持ちでいらっしゃるんだろうと気になります。

サイトウ とりあえず、芸人向きではないよ。みんなこういうインタビューで「誰になりたいか」という質問の答えが、ちゃんとしっかりしてるじゃない? 俺、モテる奴だったら誰でもいいって思っちゃうもん。俺、彼女がかわいいから「上田」って言おうとしてたし(笑)。

——お互い相手にあって自分たちにないものはなんだと思いますか?

浦井 やっぱり「怒り」ですかね。

平井 エネルギーの爆発力がすごいなと思います。マグマがあふれる前の山みたいな人間のエネルギッシュさがちゃんと伝わるから、お客さんがゾフィーさんのことを知らなかったとしても、惹きつけられる。そういう湧き出るエネルギーは自分たちにはないなと思います。

上田
 やっぱり、「繊細さ」じゃないですか。お裁縫とかで何かを作ったりとか、芸の細かさっていうか、たとえば会話のちょっとしたやりとりとかで面白みを感じさせたりとかっていう、より気づいた人がより面白くなるような深さがある。男性ブランコは喫茶店とか床屋さんで会話するだけのネタも無限に作れそう。

サイトウ 確かに俺らはそれ絶対できない。

上田 床屋さんだったら、俺らは“狂気! 殺人床屋だった…!”みたいなネタしかできないから。そういうスマートさは羨ましいですね。

——対談相手に持っていたイメージと、これまでに接してきて知ったギャップがあれば教えてください。

平井 芸歴的には先輩なので、本当に喋るようになったのは割と最近なんです。最初はやっぱり怖かったですね。

浦井 劇団と揉めたとか、そういう“側(がわ)”の情報だけを聞いていたので。

平井 でも挨拶とか、ものすごく物腰柔らかいからこそ怖かったです。サイトウさんはめっちゃ大人の人やし。大人の怖さがありました。でもやっぱりお優しい。

浦井 ちゃんと話を聞いてくれますし。

平井 むちゃくちゃ、聞き上手なんですよ。『キングオブコント』(TBS系)の準々決勝に落ちたあと、ライブが一緒で楽屋で話したときも、なんか八つ当たりに近い感じで、勢いで話しかけたのに、めちゃくちゃ聞いてくれて。

サイトウ ああいうときって近い存在だと逆に話せないんだよね。

上田 全く触れられないのもしんどいし、まだ生傷だからイジられたらキツイから「残念だったね」って、話を聞くほうがいいかなと思って。男性ブランコのギャップでいうと、めちゃくちゃネタを作ってるのは知ってたから、いつか決勝行くんだろうと思ってた。コントだけじゃなくて、『M-1』(ABC・テレビ朝日系)の決勝も行ってるし、本当にすごい。でも、逆に、ある意味尖ってるのかなとも思ってました。最初は会うたびに衣装を変えてたり、「どこでライブやってんだ?」っていう場所でやっていたり。革命を起こそうとしてるのかなって。だからこそ、2人ともめがねをかけて心閉ざしてるのかなと。

平井 めっちゃ見ようとしてるから、めがねをかけるんですよ(笑)。世の中に関わろうとしてるのに!

上田 自分たちのやりたいことが絶対的にある人なんだろうなって思ってたけど、実際喋ってみたら、腰が低いし、全然印象が違いました。

サイトウ ベタな笑いとかやらないんだろうなと思ってた。

平井
 全然好きです。

——この対談を機に言っておきたいことがあればどうぞ。

平井 アメリカを目指してらっしゃるということで、どんなに栄えていても、路地とかに入らないほうがいいらしいですよ。

浦井 アメリカでめちゃくちゃ稼いだら早めに日本に帰ってきて、大金持ちになってください。

上田 俺らがアメリカ行ってる間に、日本のコント界を牛耳っててほしい。「世界観コント師じゃん!」って言ってる人を全員駆逐してほしい。

 ——最後に感想をひとことずつお願いします。

平井 よかったです、本当に。

上田 こんだけ盛り上がって、最後「よかったです」(笑)。

サイトウ 俺も「楽しかった」って飲み込んだのに(笑)。

上田 いや、でも感想を聞かれて捻ったコメントを求められる風潮が、よくないのかもしれない。よかったよね。

浦井 よかったときは「よかったです」でいいんですよね。

上田 今度はプライベートで飲みましょう!

男性ブランコ
浦井のりひろ(1987年12月3日生まれ、京都府出身)、平井まさあき(1987年8月1日生まれ、兵庫県出身)。2011年結成。2021年『キングオブコント』準優勝。2022年『M−1グランプリ』決勝進出。2023年『第8回 上方漫才協会大賞』特別賞受賞。YouTube『男性ブランコ公式チャンネル』配信中。

ゾフィー
上田航平(1984年12月17日生まれ、神奈川県出身)、サイトウナオキ(1980年3月26日、青森県出身)。2014年結成。2017年、2019年『キングオブコント』決勝進出。2019年『NHK新人お笑い大賞』準優勝。毎週木曜『ゾフィー、それいけ!おしゃべりスター』(JFN)出演中。YouTube『ゾフィーはハリウッドでコントしたい』配信中。


【商品名】OWARAI Bros. Vol.7 -TV Bros.別冊お笑いブロス-
【発売日】2023年9月22日(金) ※一部、発売日が異なる地域がございます
【定価】1,430円
【発行】東京ニュース通信社

全国の書店、ネット書店にてご予約いただけます。
詳細はTOKYO NEWS magazine&mook<https://zasshi.tv/>をご確認ください。

 

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