新たな出会いに心昂る、4月。見知らぬ土地に居を構え、新たな環境に身を置き、学ぶため、働くため、夢を追いかけるために決して少なくない人々が「新生活」を始める季節である。
そんな新生活をテレビで活躍するあの人たちはかつてどう過ごしたのだろう? 今、テレビを中心に各界で活躍する人々の「あの頃の新生活」に迫るインタビュー企画「新生活、どう過ごした?」。3日連続でお届け。
第三弾に登場するのは「第3回バラバラ大選挙」で視聴者グランプリを獲得し、4月から「スーパーバラバラ大作戦」枠の毎週火曜 0:15 – 0:45(月曜深夜)に放送されることとなった音楽トーク番組『ハマスカ放送部』に出演するハマ・オカモト(OKAMOTO’S)と齋藤飛鳥(乃木坂46)。若くして達観した雰囲気を醸す二人に番組のことと新生活を迎える人へのアドバイスを聞いてきた。
■「新生活、どう過ごした?」インタビュー
1.ハナコ・岡部大
2.鈴鹿央士
3.ハマ・オカモト×齋藤飛鳥
撮影/倉持アユミ
取材・文/編集部
ハマ・オカモト
●1991年3月12日生まれ。中学校からの同級生で結成された4人組ロックバンドOKAMOTO’Sのベーシスト。2010年、日本人男子として最年少でアメリカの音楽フェス〈SxSW2010〉に出演。アメリカ7都市を廻るツアーや豪州・アジアツアーなど、海外でも活躍。フェンダーミュージカルインスツルメンツコーポレーションの日本人ベーシスト初となるエンドーサーでもある。
齋藤飛鳥
●1998年8月10日生まれ。東京都出身。2011年、乃木坂46の1期生オーディションに合格。2012年、乃木坂46の1stシングル『ぐるぐるカーテン』で選抜入りしデビュー。女性ファッション雑誌『sweet』のレギュラーモデル。
「ハマさんは例えツッコミとか
例えボケが上手い」
──「バラバラ大選挙」で視聴者グランプリを獲得し、4月から『スーパーバラバラ大作戦』枠の毎週火曜 0:15 – 0:45(月曜深夜)で放送されることとなりました。新たにご覧になる方も増えてくるかと思いますが、改めてこの番組をどのように見ればいいでしょうか?
ハマ:他の『スーパーバラバラ大作戦』の全ての番組にお笑い芸人さんが出演していて、この僕らの『ハマスカ放送部』だけ芸人の方が出演していないんですよ。
飛鳥:あ、そっか。
ハマ:だから「『スーパーバラバラ大作戦』を見るぞ〜、笑わせてもらうぞ〜」という気持ちでこの番組をご覧いただくのはかなりお門違いだと思うのでそれだけは勘弁してほしいな、と思いますね。そこに関しては他のお笑いのプロたちがやっている番組でぜひ味わってほしくて、あくまでこれは「音楽番組」だから…なんで飛鳥さん笑ってるんですか(笑)?
飛鳥:へへへへ(笑)。
ハマ:視聴者の方もバラエティ番組というものを観るのに慣れていらっしゃると思うので、あくまで「音楽番組」という目線でこの『ハマスカ放送部』は見ていただきたいですよね。我々も過度に笑わせにいこう、という気持ちはないですもんね。
飛鳥:うん、ないですね。
ハマ:そこ言っとかないとね。だから同じ『スーパーバラバラ大作戦』の枠なので大変です(笑)!
飛鳥:ほんとにそう(笑)。
──飛鳥さんは、これから『ハマスカ放送部』を見始める方はこの番組にどう向き合えばいいと思われますか?
飛鳥:番組がスタートする時点でスタッフさんから「飛鳥さんはそのまんまの素を出していただいたらいいですよ」と言われていたので、本当に割とそのまんまでやらせていただいていて。だから昇格したから何か頑張るっていっても「頑張らなくてもいい」と言われてるから、ムズイな〜と思ってます(笑)。
ハマ:確かに(笑)。反比例してますよね。
飛鳥:でも音楽番組だしアーティスト番組だからイケすかないことも言うと思うけど許してね、って感じです(笑)。
ハマ:普段言わないから存分に言っていきたいよね。「アーティストなんで!」ってね(笑)。
──2021年10月から番組が始まって半年が経ちましたが、お互いの印象に変化はありましたか?
ハマ:みんなが勝手に「飛鳥さんはそんなことしない、言わない」とかやっぱり思いすぎてるだけなんだな、と思いましたね。
飛鳥:へぇ〜。
ハマ:実際に番組をいっしょにやり始めて、お願いしたらどんなことでもちゃんとやってくれるから、やっぱり皆んなが勝手に「飛鳥さんはそういうことはやりたがらない」と過度に思いすぎてると思うんですよ。実際は、色んなことを楽しんでやるタイプなんだなと思いました。だから印象が変わったというわけではないけど「そうだろうな」と思っていたことが確信に変わったという感じですね。何も気を遣わずにお話しできていて、この番組を観た僕の友人たちからは「気を遣わないで話しているのがいいね」と言われることも多いですね。
──飛鳥さんはハマさんの印象に変化はありましたか?
飛鳥:例え話が上手だなと思いました。
ハマ:へえ。
飛鳥:例えツッコミとか例えボケとか。
ハマ:ちょっと、ハードルを上げないでください。
飛鳥:だからこの番組ではハマさんが芸人さんの役割を担ってくれていますね(笑)。
ハマ:違う違う、それ一番言っちゃいけない(笑)。さっき散々「この番組は音楽番組なので」って言ったばかりなのに。
飛鳥:(笑)。
──これまで放送された回でお気に入りの回はありますか?
ハマ:いっぱいあるんですけど、バーチャルでドライブする回が面白かったですね。(※1)
飛鳥:全く同じです。
ハマ:ひどい、まさしく「右に同じ」ですね。でも飛鳥さん、ちっちが来てくれた回、好きじゃん。
飛鳥:あ〜。私、ちっち好きなんですよ。
ハマ:東儀典親くん(通称「ちっち」)という子がゲストに来てくれて、異国の楽器を見た回はおもしろかったですね(※2)。すいません、僕が全て答えた感じになってしまって。
飛鳥:一緒です(笑)。
※1「初ロケ!?ドライブで聴きたい曲大放出!(2022/02/10放送分)」
※2「世界の激レア楽器でセッション!(2021/11/18放送分)」
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