上坂すみれが愛してやまないものをハードコアに語る連載「すみぺは〜どこあ♡」。 デヴィッド・ボウイ、秋葉原、ハロー!プロジェクト、プロレスと来て、今回はスポーツです(ざっくりしてんな〜)! いつもと趣向を変えて、上坂さんが大の苦手だというスポーツに対する思いを語ってもらいました! イヤイヤながらも運動をする上坂さんの写真が見られるのは、テレビブロスだけ!
取材&文/南波一海 撮影/藤本和典 ヘア&メイク/北川恵(クララシステム)スタイリング/佐野夏水
――今月のお題は「スポーツ」ということで、撮影もスポーティな雰囲気になりました。毎回上坂さんの好きなものをテーマにしている当連載ですが、今回はあえて趣向を変えて苦手なジャンルに挑戦ということで。
このあいだプロレスの話をしたじゃないですか。ジャイアント馬場が野球をやっていたって。あまりにも大きくて、白い目で見られて活躍させてもらえなかったというようなことが『1964年のジャイアント馬場』に書いてあって。
――ピンポイントなお話をするのがじつに上坂さんらしいです(笑)。
ただ、野球に関しては『メジャーセカンド』というアニメに出演させていただいので(藤井千里役)、そこで知識を得たんですよ。話も面白くて。女子男子混合なんですけど、女子ならではの悩みであったり、男子にはどうしてもパワーで負けてしまうけれど、みたいな。
――サッカーに関してはどうですか?
田村ゆかりさんが応援してるのがアビスパ福岡ですよね。あと、サガン鳥栖ですよ。語呂がよいから覚えました。“サガントス”という1ワードかと思っていたら、“サガン”と“鳥栖”なんだと知りました。
――今回はテーマがテーマだから一抹の不安を抱いていたんですけど……。上坂さんはキックボクシングをやっていたんですよね。
ボクササイズをしてました。いい加減体力つけようと思って、4年くらい前に始めて、2~3年くらい続いてました。『Fit Boxing』というNintendo Switchのゲームがあって、私、それに出演しているんです(マルティーナ役)。Switchのリモコンを動かかすとテレビでボクササイズができるというゲームなんですけど。それもあって、ボクササイズは好きですね。ジャブ、アッパー、ストレート、スウェーバック、ダッキングという感じで。
――ボクササイズはどうしてハマれたのでしょうか。
私は球技が致命的にダメで、それに気づいたのが8才くらいなんですけど。だから体育の時間はそれでも水泳とかは好きだったんですよね。25メートルはなんとかして泳げる。体を動かすのは嫌いじゃないんです。殴る蹴るならできるぞということでボクササイズを始めたんですよね。
――体力作りのためになにかをしたいというのが出発点だったんですね。
そうなんですよ。声優さんは肉体労働であることに途中から気づき。声帯も筋肉じゃないですか。だから、そもそも体力がないと声が出ないんです。この腹身、横隔膜を使うので……インナーマッスルって言うんですかね。ところで、インナーマッスルってなんなんでしょう。インナースペースみたいな瞑想用語ですか?
――なにかの概念みたいな(笑)。ビジュアル的に表に見えるようなのがアウターマッスルですよね。もっと深いところにあるのがインナーマッスルではないかと。
本当に存在するんだ!
――それはともかくとして、上坂さんの体力は本当にすごいと思ってるんです。先日のライブ『PROPAGANDA CITY 2021』を見ていてもそう思いましたし、日々のスケジュールもとんでもないわけで。
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