『押井守のサブぃカルチャー70年「YouTubeの巻」』もいよいよ最終回。最後に押井さんが紹介してくださるチャンネルは、ウォーシミュレーションゲームの達人という『アイザックZ – IsaacZ』です。
取材・文/渡辺麻紀
撮影/ツダヒロキ
<新刊情報>
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押井監督自身の体験と思索の日々に裏付けされた、刺激的でユーモラスなアドバイスに価値観を揺さぶられること間違いなし。
早くも人生に悩んでいるような押井少年のお写真が目印です!
『押井守の人生のツボ 2.0』
著者 押井守
構成・文 渡辺麻紀
発行:東京ニュース通信社 発売:講談社
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この人が面白いのは、架空の歴史を作り出す手つきが、とても巧みなところなんです。
――さてさて押井さん、前回の続きのウォーシミュレーションゲームの達人『アイザックZ – IsaacZ』についてです。
私は『アインザックZ』と憶えていたんだよね。ナチスの親衛隊のなかでもっとも狂暴で残忍だったアインザッツグルッペンに由来していると思っていたから。勝手に私がそう勘違いしているのかどうかは判りませんが。
――戦争に関する知識がハンパない人のようだから、そういう由来があっても何の不思議もないですけどね。このチャンネルを知ったのはやはりゲームチャンネルを辿っていって?
ゲームと軍事系のチャンネルを辿って行き着いた。3年くらい前かな。ウォーシミュレーションゲームには興味があったし、それについての本を読んだこともある。でも、プレイしたことはないんだよ。
――それは意外!
なぜならひとりじゃプレイできないから。オンラインゲームなので対戦相手がいた上でプレイする。だから、オンラインゲームが苦手な私は二の足を踏んじゃうわけです。ただ、ちゃんとした知識があって遊ぶと大変面白いらしい。相手の行動予想がつかないから。まあ、格闘ゲームと同じかな。生身の人間とコンピュータを介して戦っているわけだから。
――アイザックZさんはそのゲームの中継をやっているの?
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