ロイヤルホストから違和感をこめて…12/9月号・高橋ユキ連載「ほのぼのから一転、感謝状記事の闇に迫る!」

「つけびの村」の著者で「ロイヤルホストを守る市民の会」代表でもあるフリーライターの高橋ユキさんがお届けする、ブロス的社会派連載!
事件や報道を追う中で引っかかった“違和感”を、ロイホでひと息つきながら軽妙に綴ります。

今回は、連載1周年ということで、第1回目でピックアップした「感謝状記事」についての変化と闇をお届けします!
(マイブームメニューの紹介つき、みんなもロイヤルホストを守りに行こうね!)

そして、新刊「逃げるが勝ち 脱走犯たちの告白」を能町みね子さんがまじめに書いた書評記事、絶賛公開中! こっちも読んでね!

「ロイヤルホストから違和感をこめて」の記事
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写真・文/高橋ユキ
編集/西村依莉

パラダイストロピカルティー、通称『パラティー』をランチドリンクに頼んだら、なぜか2つも運ばれてきた。ロイヤルホストのおもてなしは凄まじい。

 なんと、本連載も12回目を迎えた。主に刑事裁判を傍聴して記事を書いている私の、唯一のコタツ記事連載を、1年も続けさせてもらえたこと、またお読みいただけたこと、感謝申し上げたい。

 

 1年の間に様々なニュースが発生し、報じられてきた。なかでも阿武町誤送金騒動は忘れ難い。なぜか一世帯に4630万円もの誤送金がなされ、しかも振り込まれた側の男性があろうことかネットカジノでこれを全部使ってしまった。その後、電子計算機詐欺容疑で逮捕起訴された男性は保釈時、警察署を出た瞬間 に突風にあおられロングの髪の毛が乱れまくって顔全体を覆い、まったく顔が見えなくなるという珍事態に。しかも保釈にはユーチューバーの支援があったという、ツッコミの追いつかない事件だった。

 だがこんな衝撃的な事件も、いつしか人は忘れてしまうことだろう。物事は常に変化し続けている。新たな事件が起こり、古い事件を忘れる。ゆく川の水は絶えずして、しかも元の水にあらず。インターネットの海には新しい記事が放出され続け、古い記事は記憶から薄れる。この記事もやがて忘れられる。本連載第一回で取り上げた、感謝状にまつわるあれこれの記事も、同様だ。

 本題は阿武町とは全く関係ないのだが、きっとお忘れであろう。第一回に私は、普段ニュースに接しているなかで、よく見かけるこんな記事タイトルにゲンナリしていたと書いた。

「〜の違和感」

「〜の真実」

「〜の理由」

「〜のワケ」

 その反動から掘り始めた「感謝状贈呈」記事の魅力を伝えたのが初回である。

 さてそれから1年が経った。この間、感謝状の記事を眺め続け、いくつかの法則を見つけてしまった。同じテーマで二度書くのはどうかと悩んだが、感謝状記事の現状、違和感、そして真実を伝えるために立ち上がろうと思った次第だ。

 まずは1年のうちに、犬に対する感謝状記事に変化が見られた。感謝状は人間だけでなく動物にも贈られることがある。多いのは行方不明者の捜索にあたった警察犬だが、飼い主に火事を知らせた犬、通学路で子供らを見守っていた犬らに対しても感謝状は贈呈されてきた。

 そんな犬への感謝状記事のタイトルにはなぜか「〜〜だワン」が使われがちだったのだが、これがどうも少ないのである。

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