先月よりスタートした「フィロソフィーのダンス 偏愛記」。前回の奥津マリリ、佐藤まりあにつづき、登場するのは日向ハル! 記事の最後には、今回のために撮り下ろした日向ハルのフォトギャラリーもあるのでぜひご覧ください♡
文/日向ハル 撮影/佐野円香
こんにちは〜
フィロソフィーのダンスの日向ハルです。
この度、ありがたい事にTV Bros.さんにて連載を始めさせて頂く事になりました。嬉しい!! ありがたい!!
今日は初回のインタビューでもお話したミュージカルについて語っていこうと思います。
※フィロソフィーのダンス、みんなで連載はじめます!【連載 フィロソフィーのダンス偏愛記】#00(2020年7月)
ミュージカルとの出会いは幼稚園の時に観に行った『アニー』でした。
たぶん最初はお母さんに連れられて行ったんだと思うんだけど、踊る事が大好きだった私は(当時クラシックバレエを習っていた)すぐに作品に夢中になって、それから数年間毎年欠かさず観に行っていた記憶があります。
ステージ上でキラキラ輝いてる同世代の子達に憧れて、いつでもどこでも真似して歌ったり踊ったり(騒がしい子供だったのよね)、「大好きですミスハニガン!」って台詞を言ってみたり。
これは余談だけど、調子に乗ってオーディションを受けましたがもちろん書類審査で落ちました(笑)。
まぁそれは置いといて(笑)。
その後は自分が歌ったり踊ったりする事に夢中でしばらくミュージカルというものに触れてなかったんだけど、今年の頭にとあるネット広告を見て興味が湧いて、1人当日券を買ってふらーっと観に行ってみたんです。それがブロードウェイミュージカル『Dreamgirls』の来日公演でした。
もちろん作品自体は知っていたし劇中歌も聞いた事はあったけど恥ずかしながら本編を観た事はなくて、どんな話なんだろーって簡単にあらすじを調べてから鑑賞。
そしたら本当に衝撃的で!!!
なんだこのかっこよさは!!!となったわけです。
出演者の皆さんの歌のパワーといい、生バンドの迫力といい、めちゃくちゃ感動。やばいーー私もこうなりたいーーと思ったわけです(語彙力なし、偏差値2)。
あと隣に座ってた海外の方が高まる度に「Yeah!」「Wow!」って言うのも相まって良かった。また隣に座ってほしい。
その後、他のミュージカルも観に行こうと思ってたんだけど惜しくも新型コロナウイルスの影響で公演が中止に(残念だったけど演者の皆さんの健康が一番!落ち着いたらリベンジしたい!)。
だけどやっぱりあのかっこよさが忘れられなくて、おうち時間を使って『ドリームガールズ』のDVDを見てみました。
今度は話の展開も分かっていたし、分かんないところがあっても巻き戻せるからさらに楽しめた(笑)!
何回見てもかっこいいんだーーこれが。
私なんて足元にも及ばない、お口ポカン衝撃波ドーン状態ですよ(なんだそれは)。
この作品で一躍注目されたのはエフィ役を演じたジェニファー・ハドソンだと思うんだけど、私も同じように彼女の歌に本当に感動しました。
上手い。本当に上手い。なんか海の奥底から溢れ出てきたようなパワーがある。凄い。私もこうなりたい。
そしてディーナ役のビヨンセ!
もちろんビヨンセのすごさはみんな知ってると思うけど、ジェニファー・ハドソンとはまた違った良さ、そして美しさ、、、
ローレル役のアニカ・ロニ・ローズもすごい! 役柄的に他の2人より歌のパートは少ないんだけど、彼女も信じられないぐらい上手いです。ハイトーンがかっこいい!
というかもう出演者の方々全員のレベルが高すぎる。なんだここは歌のオリンピックか? 私が審査員だったら全員に金メダルあげてるな状態でしたね。(?)
審査員としては失格だけど、歌って誰が1番とかそういう話じゃないじゃん。みんなそれぞれの素晴らしさがあってそこからは好みの話だと思うの。だからそれでいいと思うの(笑)。
ここから無理矢理まとめると(笑)、
この作品を見た事によって、自分が歌を好きな理由は共感出来る歌詞だから〜とかリズムが心地いいから〜とかそういう事以前に”パワーをもらえるから” “感動できるから”だってしっくりきて。
音楽って正直なくても生きていけるけどそれじゃつまらない。音楽のお陰で自分自身が活き活きとしていられるんだなって改めて大切な事に気付かされました。
そして自分もいつかミュージカルに挑戦してみたいという新たな目標も見つかりました。いつになるか分かんないけどよかったらその時は観にきてね。
ちょっと前まで音楽番組が少なくてその間すごい寂しかったし、未だに遊びに行けるライブもなかなかないから早く日常が戻ってきたらいいなって思います!
それとみんな”black lives matter”って知ってる?