祝・ご結婚!新潟・三石佳那アナウンサー「“普通”とはなんだろう」【2021年8月号ラジオ特集】

去る7月5日のこと。この日も通常通りに『三石佳那の夜はフツーでいいじゃない。』(新潟放送)は生放送されていたが、7時50分を過ぎた頃、新潟を中心とした各地のラジオリスナーが大いに湧く出来事があった。

「私事で恐縮ですが、同期の黒崎貴之アナウンサーと入籍致しました。入社して以来、アナウンス部の仲間として切磋琢磨してきました。6〜7年ほどお付き合いしまして、節目の年に覚悟をしました」。

入籍することを、ほとんどの人に内緒にしていたという三石アナウンサー。お祝い事にいてもたってもいられないTV Bros.はお祝いの気持ちを伝えるべく、インタビューを敢行しました。

取材・文/やきそばかおる

<番組情報>
『三石佳那の夜はフツーでいいじゃない。』
新潟・新潟放送 毎週月曜後7・00〜8・00
出演 三石佳那(新潟放送アナウンサー)
●日中は脱フツーを目指すも夜はやっぱりフツーな三石佳那アナウンサーがおくる、開き直りの1時間。2019年には『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)の特別企画「全日本ラジオ新番組選手権」で同番組がグランプリに選ばれた。 

https://twitter.com/futsuyoru

<プロフィール>
みついし・かな●1992年長野県生まれ。2014年、新潟放送入社。『三石佳那の夜はフツーでいいじゃない。』のほか、テレビでは『土曜ランチTV なじラテ。』(毎週土曜後0・10~2・00)などに出演。

 

新たな一歩を踏み出そうと一気に結婚を決断したきっかけ

――この度はご結婚おめでとうございます! いきなりの発表で驚きました。報告を7月5日の放送にしたのはなぜですか?

入籍したのが6月下旬だったので、少し落ち着いてから皆さんに報告しようと思いました。プライベートなこととは言え、アナウンサー同士の入籍は初めてだったので、会社としても皆様に報告をするかどうか、意見が分かれました。結局、私たちで考えることになり、リスナーとの距離感の近いラジオで報告することにしました。

――報告をした日は、放送が始まる15分前にツイッターの番組公式アカウントが「今日の三石アナ、なんだか緊張しています」とツイートしました。その時の心境は?

https://twitter.com/futsuyoru/status/1411984514964885509?s=20

不安でした。私は「彼がいない」と言い続けていたので「嘘をつかれた」と思われる方もいらっしゃるのではないかと思いました。だから私が結婚を決めてからは、結婚や子育てに興味があるという話を番組で少しずつですが話すようにしました。

 

そんな三石アナウンサーの心配をよそに、SNSには祝福のコメントがズラリと並びました。

――この番組は『爆笑問題の日曜サンデー』(TBSラジオ)の人気企画「全日本ラジオ新番組選手権2019」で優勝したこともあり、爆笑問題のおふたりからも番組を通じて三石さんと黒崎さんの結婚がイジられてましたね。

面白おかしく触れていただいて嬉しかったです(笑)。爆笑問題のおふたりには私の番組が始まってから、節目の時にメッセージをいただいているので、これからもつながりを持ち続けられたらいいなと思っています。

――長い間付き合っていたのに、誰にも話していなかったということですが…。

実は林莉世アナウンサーが直感的に気付いたようで、結婚する数カ月前に聞いてきたんです。その時は長年付き合っていたということは言わずに「ちょっと良い感じなんだよね」とはぐらかしました(笑)。

黒崎アナウンサーとは学生時代からの知り合いで、偶然2人とも新潟放送に入社が決まったそうです。お相手は身長189センチのスポーツマン。小学校の頃から野球に勤しんでおり『ドカベン』のモデルとなった新潟明訓高校出身です。野球だけでなくサッカーや競馬も好きで、ホノルルマラソンも4年連続で出場しました。

――番組では「結婚の覚悟を決めた」と仰っていましたが、そのきっかけを教えてください。

2カ月ほど前のこと。お付き合いが長くなって、そろそろ決断しないといけないと思っていた時に、一緒に働いてきたスタイリストさんの家に私が遊びに行く機会がありました。ふたりのお子さんを育てていて、犬を一匹飼っているご家庭で、その空間にいるとすごく気持ちが楽になったんです。彼女は結婚するまでは私と同じくずっと仕事のことを考えてきたけど、結婚して仕事と子育てを頑張っている姿を見て、私も新たな一歩を踏み出そうと思って一気に決断しました。

――黒崎アナウンサーとは性格は似ていますか?

逆です。主人はポーカーフェイスでいつもその場を楽しむ余裕があります。私は考えすぎる傾向があってわがまま。それを受け止めてくれるから、そこに甘えてしまっているところがあります。ただ、スポーツが好きな点は似ています。私は中学の頃からテニスをやっていて、大学に入ってからもスポーツジムでアルバイトをしていました。

 

普通”のなかに違うところがある

三石アナウンサーは以前から自身のことを「自己肯定感が低い」と言っています。『夜はフツーでいいじゃない。』というタイトルは三石アナウンサーにこれといった特徴がなく“普通の人”だと言われてしまうため「普通でもいいじゃない?」と半ば開き直るコンセプトで始まりました。

――三石さんは自己肯定感が低いようには感じないのですが…。

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