「リスナーの心の隅にいつもいるような存在になれたら」森谷佳奈(BSSアナウンサー)【テレビブロス8月号ラジオ特集号】

全国のラジオを特集した「TV Bros.8月号ラジオ特集号」では、『森谷佳奈のはきださNight!』(鳥取・BSSラジオ)でこのたびのギャラクシー賞ラジオ部門DJパーソナリティ賞を受賞した森谷佳奈アナウンサー(BSS山陰放送アナウンサー)のグラビアやインタビューを掲載、大好評をいただいております。
今回は、ラジオへの向き合い方、番組がリスナーに受け入れられるまでの悩みや転機となった出来事などなど、誌面にどうしても入りきらなかった貴重なお話をお届けします。
記事の最後には、森谷さんが元気をもらえるという楽曲3曲をレコメンド!

取材・文/やきそばかおる 撮影/ツダヒロキ

祝!ギャラクシー賞受賞 記念グラビアを敢行! 森谷佳奈(BSSアナウンサー)【テレビブロス8月号ラジオ特集号】

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TV Bros.WEBでは、この1号に関する情報を「Web版」として順次お届け! 本誌と合わせてぜひ「ラジオの世界」をお楽しみください。森谷さんのスペシャルグラビアはこちらで!

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<プロフィール>
森谷佳奈(もりたに・かな)●1993年島根県生まれ。2015年にBSS山陰放送に入社し、テレビ、ラジオの双方で活躍。『はきださNight!』のほかに、テレビでは『生たまごBang!』などに出演中。趣味は筋トレ。懸垂の特訓中。また、ピラティスで体のゆがみを改善中。

<出演番組>
『森谷佳奈のはきださNight!』
鳥取・BSS山陰放送
毎週月曜午後8・00~10・00
出演 森谷佳奈
リスナーからの「はきだし」をテーマに放送。radikoを通じて全国的に聴取されており、全都道府県のリスナーからの投稿も達成。ゲストや番組同士の縁も多士済々で、パーソナリティの森谷がギャラクシー賞ラジオ部門DJパーソナリティ賞を受賞した。

 

『テキトーナイト!!』(静岡・SBSラジオ)の鬼頭里枝さんとのコラボが転機に

――改めましてギャラクシー賞、DJパーソナリティ賞の受賞、おめでとうございます。

ありがとうございます。

――『はきださNight!』は2016年の春に1時間番組としてスタートして以来、コンセプトこそ変わらず、2年半後には放送時間が拡大して1時間半になり、さらに1年後には2時間番組に成長していきましたが、番組が始まった頃の様子はいかがでしたか?

軌道に乗るまではどうすればいいか分からず、自分が描いた方向にいかないことが多かったです。はじめは学生のリスナーを意識していたのですが、いざ始まってみると私よりもずっと上の方が多かったです。もちろん、それはそれでありがたいのですが、私が慣れていないこともあって一部のリスナーさんの強い意見に流されそうになることもありました。しかし、そうなると新しい人が入ってきづらくなる可能性があるため、モヤモヤしていた時期もありました。ターニングポイントのひとつとなったのは2017年9月に静岡のSBSラジオの番組『鬼頭里枝のテキトーナイト!!』とのコラボ番組『テキトーにはきださNihgt!』で鬼頭さんとコラボをしたこと(※1)です。それ以来、いろいろな番組のパーソナリティと交流していくうちに私の自由な人格が広まっていき、自分がやりたい番組に近付けるようになりました。

もっと山陰の魅力をうまく伝えられたら

――番組開始から数年は学生リスナーを獲得するために学校取材も行ったり、スタジオに呼んだりしていましたよね。

私自身、中学・高校時代はラジオを聴いていなかったので、10代の皆さんにラジオを知ってもらうということの難しさを感じていました。はじめは「そのうち聴いてくれたらいいかな」と思っていたのですが「やっぱりこちらから会いに行かないとダメだ」と思うようになって、放送部を中心に取材に行くようになりました。実際にお会いしてラジオの話をすると聴いてくれる人が多かったです。「取材してくれた時にお会いした私です!」と参加してくれるから、直接会うことの大切さを実感しました。ただ、『はきださNight!』は既に大人のリスナーが多かったので、あまり学生向けにしようとすると避けてしまう人が多かったのも事実です。相手が学生だからといって私の性格を取り繕うのではなく、素で喋ることが大事だと分かりました。

――ここ数年は大学生のリスナーが増えていますが、それも素で喋り続けたからでしょうね。

そうかもしれません。リスナーと電話で話す「リスナー解体新書」も学生の皆さんの参加希望者が増えています。放送で学生が出演しているのを聴いて「自分も出たい」と思ってくれる方が増えています。自分もこのコミュニティーに入りたいと思って、参加したことがなかったリスナーが参加表明をしてくれているのを感じます。

――radikoを使えば全国各地で聴けるようになったのも後押ししていますね。

『はきださNight!』がいろいろなところで紹介されたりSNSで広がっていくうちに、全国の皆さんが聴いてくださるようになりました。山陰の皆さんのなかには寂しさを感じてしまう方がいらっしゃるかもしれないと思いましたが、今もたくさんの方に聴いていただいています。地元の企業の皆さんのスポンサーも増えました。山陰の情報を流さないのはもったいないから、もっと山陰の魅力をうまく伝えられたらと思っています。応援してくださるスポンサーさんの商品を紹介するとたくさんの方が注文してくれるのは『はきださNight!』のリスナーさんの特徴のひとつだと思います。購入した方が番組のハッシュタグ 「#kanayoru」をつけてTwitterに写真をアップされているのをよく見かけます。

――『はきださNight!』はオープニングからエンディングの挨拶まで隙がないのを感じます。

次に話す内容を考えたり、残り30秒の時にどのメールを選ぶか、また残り5秒しかない時にどんな一言を言えばいいか、瞬時に考えることを繰り返しているため、放送が終わるとグッタリしています(笑)。使用する音楽に関してはあらかじめイントロをメモしたり、アウトロはフェードアウトなのか、カットアウトなのかも確認しています。

――準備段階で行っていることは実はFMの番組っぽいですよね。FMの番組のようにテンポの良い音楽をミックスしているので音楽の流し方はFMチックなのですが、トークの内容は完全にAMだから、その違和感が面白いです。

皆さんからの本音の吐き出しがテーマなので、使用する曲をアップテンポにしています。テンポを揃えたほうが喋りやすいですし、アップテンポの曲の中に吐き出しを紛れ込ませることができます。つまり、曲が私のトークを後押ししているわけです。もしも吐き出しを紹介する時にバラードをかけると喋りのテンポが悪くなりますし、しんみりとした曲をかけてしまうとお葬式みたいな雰囲気になってしまいますからね。大村(ディレクター)に至っては、曲と曲の繋がりとリズム感も重視しています。ただ、本来は曲をきちんと聴かせるものなので、その点はアーティストの皆さんに対して申し訳ない気持ちもあります。

――ディレクターの大村さんの存在も大きいですね。

大村はもともと技術職なので編集のことも教えてもらっていました。ドキュメンタリー番組を制作することもあるため、機械の使い方だけではなく、構成や話の展開の仕方なども教えてもらったのも大きいです。『はきださNight!』では番組をいろいろなことから守ってくれているところが大きくて、自由な番組を放送できるのは大村のおかげとも言えます。

アーティストゲストの皆さんは、スッキリした表情で帰られます(笑)

『森谷佳奈のはきださNight!』はゲストも多数出演しました。なかでも注目なのはアーティストゲストです。

<アーティストゲスト(スタジオ・リモート出演)>
樽美酒研二(ゴールデンボンバー)、奥華子、諫山実生、山崎怜奈、尾崎世界観(クリープハイプ)、吉田山田、橋口洋平(wacci)、伊東歌詞太郎、近藤夏子、ななせ、ゴホウビ、門脇大樹、アイノテ

――『はきださNight!』のゲストに登場したアーティストの皆さんは、かなり楽しんでいかれますよね。

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