ターニングポイントを迎えるJO1、彼らを知るための3曲【2021年7月音楽コラム】

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今月は今、ますます勢いを増すグローバルボーイズグループJO1をテーマに、デビュー時から取材を続けているライターの高橋梓さんが執筆。

フリーランスになって初めていただいたエンタメ系の仕事は、たしか関ジャニ∞についてのコラムだったような気がする。当時、一般的な知識しかなかったため映像資料や楽曲を片っ端から勉強したと記憶している。それ以降、仕事の多くが日本のボーイズグループに関するものになっていった。ちょっと調べれば彼らが想像を絶する努力の上に立っていることがわかるし、どのグループに対してもリスペクトを持って文章を書いてきた。だが、どうしても最上級の敬意を払ってしまうグループがある。JO1だ。

彼らの記事を書くとよく「JAMですよね?」という反応をいただくが、厳密に言えばJAMではない……はずだ。もちろん、『PRODUCE 101 JAPAN』の頃から見守らせていただいているため、彼らの優しい人柄は理解しているし、実際に取材でお会いした時の感じの良さは群を抜いている。それを踏まえた上で、一番最初に出てくる彼らに対する感情は「感謝」だ。というのも、JO1に出会ってから仕事を取り巻く環境が大きく変わっていったためである。今の自分は、JO1を通じて知り合った方々に生かされていると言っても過言ではないほどなのだ。

……と、まあ、つらつらと自分の話をしてしまったが、今回編集さんからJO1の楽曲の中から「彼らにとってターニングポイントになった3曲」を選んでみてほしいと注文をいただいたので、自分なりに考えてみたいと思う。

今、JO1はチャンスに直面している。メンバーそれぞれがバラエティ番組などに出演する機会は増えたが、11人全員でパフォーマンスする機会は多くはない。だが6月30日放送の『テレ東音楽祭2021』(テレビ東京系)に出演し、7月14日放送の『2021 FNS歌謡祭 夏』(フジテレビ系)にも出演するため、より幅広い人に存在感を示せるのである。さらに4thシングル『STRANGER』収録曲「Dreaming Night」が、ドラマ『ラブファントム』(MBS系)の主題歌へ。同曲はJO1にとっては珍しい恋愛をテーマにした楽曲で、キャッチーで可愛らしいメロディはファンならずとも好きになってしまう。実際、YouTubeにアップされている「’Dreaming Night’ PRACTICE VIDEO」のコメントにも「ドラマから来ました」、「他のグループのファンですが良い曲」というコメントが多々見られる。こうしてファンが増えつつある今、ぜひおさえてほしい3曲を挙げていこう。

■「無限大(INFINITY)」

https://youtu.be/U-n1BR5JCDI

まずは、デビューシングル『PROTOSTAR』のリード曲「無限大(INFINITY)」を挙げたい。言わずもがな、同曲はJO1のスタートを華々しく決定づけた曲だ。『PRODUCE 101 JAPAN』で国民プロデューサーをやっていた方々でも、急激なパフォーマンスの成長ぶりに驚いたのではないだろうか。K-POP風味をたっぷり含みつつもあくまでJ-POPという、今までありそうでなかったサウンドは摩擦係数が高い一方で耳馴染みがいい。故に、宣言するかのように「自分たちがが持つ可能性は無限大」と歌う歌詞もしっかり噛みしめることができる。

また、木全翔也、鶴房汐恩のラップライン、河野純喜、與那城奨のボーカルライン、など担当の大枠もこの曲で決まった。特に「THE FIRST TAKE」にもソロで出演するなどボーカルとして活躍をしている河野は、〈不可能はない Let’s Go〉で得意の高音を見せつけてくれた。

さらに、「筋肉キス」が話題になったパフォーマンス。1週間未満で振り入れをしたというが完成度は高く、『PRODUCE 101 JAPAN』からの顕著な成長を感じることができた。以降も「成長」は彼らの専売特許のようになっており、とどまるところを知らない。それを実感するためにも、先日『テレ東音楽祭2021』で披露した同曲と公式YouTubeにあるMVやダンスプラクティス動画を見比べてみてほしい。同じパフォーマンスであるにもかかわらず、全く別物に見えるほど11人が成長していることがわかるはずだ。

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