愛猫5匹をうまく撮るために昨秋、ミラーレスデジタルカメラを購入したミキ・亜生が、カメラマン・大槻志穂さんから撮影技術を学ぶカメラ連載。
第6回前編では、撮りたい写真をより効果的に表現するためにシャッタースピードを学んだ亜生。後編では、実際にシャッタースピードを駆使してさまざまな印象の写真を撮影します!
編集/藤本あき
取材・文/高本亜紀
撮影・撮影指導/大槻志穂
連載「感度ゼロからのスタート」過去記事はこちらから
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シャッタースピードは教わらないと使いこなせない
大槻 今回は公園で噴水の水や街中を走る車を撮ってみましたけど、いかがでしたか。
亜生 シャッタースピードが速いと、水の動きが躍動的に写るんやなって。で、だんだん遅くしていくと、水が滑らかに見えてくる……。うわあ、これがシャッタースピードか! と思いました。今までシャッタースピードはオートで設定してたんで、水が流れてるところを撮る時にもあんまり意識してなかったんです。けど、意識してみると全然違う撮り方ができるというか。
大槻 被写体が変わったわけじゃないのに、まったく違うもののように見えますよね。
亜生 ほんまにそう。目的のある写真が撮れるようになるんやなと思いました。シャッタースピードって技術なんですね。F値とISOは思ってるよりいい感じに撮れてるなっていうニュアンス的な要素が大きいイメージですけど、シャッタースピードは完全なる技術って感じ。最後に大槻さんが撮ってくれはった写真なんて、まさにそう。はとバスが通ったところとか、めっちゃすごかったです。(前編参照)
大槻 あれはシャッタースピードを遅くしているので、亜生さんの後ろを走るはとバスが線のように写ってるんです。
亜生 面白かった。シャッタースピードは教わらないと使いこなせない技術やなとも思いました。
亜生が撮影した渾身の3枚とは?
大槻 じゃあ、今日撮影した中からお気に入りの3枚を選んでもらえますか。
亜生 まずはビルとハトの写真。露出はアンダーでシャッタースピードを速くして飛んでいるハトの群れを撮ったものなんですけど、背景が空じゃないところが気に入ってます。
▼撮影:亜生
亜生 もう1枚は噴水の写真。流れる水を止めるのか繋げるのか。いろいろと試し撮りしましたけど、晴れてる日は線で見せたほうがきれいなんじゃないかなと思って、こっちを。あと、今日使っているレンズが単焦点なのもありました。ズームで撮れるなら、粒を際立たせても面白かったと思います。
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