ノリにのっている永野の本音が炸裂!【連載「清水あいりにツッコミたい!」第11回永野前編】

グラビアアイドルとしての枠を大きくはみ出し、お笑いを愛する清水あいりが尊敬するお笑い芸人に、聞いてみたいことやお笑いについての教えを乞う連載『清水あいりにツッコミたい!』。第11回は、歯に衣着せぬ発言で引っ張りだこの永野。5月に開催されたライブ「爆音ベイビーズ!! 『ギターウルフVS芸人永野』」の直後ということもあり、ライブを見に行っていた清水と興奮気味に語り合った。

撮影/佐野円香

構成・取材・文/村上由恵(タイムマシンラボ)

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<プロフィール>

永野
1974年9月2日生まれ、宮崎県出身。孤高のカルト芸人として名を馳せ、「ゴッホとピカソに捧げる歌」でブレイク。洋楽や洋画に造詣が深く、書籍『僕はロックなんか聞いてきた〜ゴッホより普通にニルヴァーナが好き!〜』『オルタナティブ』(ともにリットーミュージック)を発売。YouTube『永野CHANNEL』配信中。

 

清水あいり
1992年12月17生まれ、大阪府出身。グラビアのほか、バラエティ番組での「関西弁あいうえお」ネタやトークなど、幅広く活動。自身のYouTubeチャンネル「清水あいりのおイタがすぎまんねんTV」ほか、各SNSアカウントも随時更新中。

永野さんのMCは安心感がすごい

清水 永野さんとは、2018年MCをされていた『ブレイク!』(TOKYO MX2ほか)で初めて共演させていただきましたよね。当時はラッセンのネタのイメージが強かったけど、安心感がすごくて、終わってからマネージャーさんと一緒に「永野さんすごくない⁉︎」と感動したのを覚えています。

永野 えー嬉しい! ありがとうございます。

清水 でも、その頃は永野さんのヤバイ部分に気づいていなくて、2022年に共演した番組で、永野さんの今の芸風というか、なんでも言っちゃう凄さを改めて知りました。

永野 その頃ってちょうど自分がちょっと沈んでいる時期で、今後どうして行こうかと悩んでいたときでもあるんですよ。

清水 そうだったんですね。毎回収録の度に、永野さんの凄さを実感するというか、そこで大ファンになっちゃって。帰り道も、ずっと永野さんの話をしてました。

永野 自分が意地悪なことを言ったときに、あいりちゃんとマネージャーさんだけが笑ってくれていることがよくあって嬉しかったです(笑)。

清水 永野さんって、必ず芯を食ったことを言ってくださるから、スカッとするんですよ。だから、よくファンの方が「私は来ると思ってた」って言うじゃないですか。今のこの状況は、まさにそう思ってます(笑)。

「言ってやりますよ」とは全く思っていない

永野 でも「言ってやりますよ」とは思ってないんですよ。「論破します」みたいな気持ちは全然なくて。ノリで言うと、ロケバスで陰口を話してる感覚。だから、その人がキレたらすぐ謝る。毒舌って、正義だったり、「なるほど」と思わせる力があって美しいじゃないですか。でも、本当に1番面白いのって陰口だと思ってるんです。

清水 なるほど(笑)。

永野 今から10年ぐらい前に阿佐ヶ谷ロフトで、モグライダーや虹の黄昏とかと『永野ちゃん決起集会』というライブをよくやってたんです。全然売れてないので、自分の好きな『マッドマックス2』や『スキャナーズ』っていう映画の映像を見て乾杯したり、ギターウルフのかっこよさや、COSMIC NEUROSEっていうバンドの話をしたり。それで朝まで酒を飲みながら、いろんな悪口を言ってました。それを間違って地上波というか、光の中で言ったからウケたんでしょうね。

エグいほど楽しかったギターウルフとのツーマンライブ

清水 5月に開催されたギターウルフさんとのライブ告知をインスタで見かけて「永野さんと音楽って面白そう!」と思って行かせていただきました。

永野 ありがとうございます!

清水 永野さんのYouTubeでギターウルフさんのことを語っている動画を見て「こういう思いがあってのライブなんだ」と事前情報を入れて行きましたけど、めっちゃ楽しくてもうエグかったです!

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