TV Bros.WEBの人気連載コラムだった押井守監督の『押井守のサブぃカルチャー 70年 YouTubeの巻』がめでたく単行本化! みなさん読んでくれましたか? まだな方は今すぐポチるか書店にGOしてください!
というわけで今回は前作『押井守のサブぃカルチャー 70年』に続いて表紙イラストを担当してくださった監督&アニメーターの梅津泰臣さんに登場して頂き、本の感想や個人的なYouTubeの楽しみ方、そしてエロさバクハツの表紙イラスト誕生の裏話等をお伺いしました。押井さん曰く「アニメ業界のエロ事師」梅津さんの声、お届けします!
取材・文/渡辺麻紀
この記事は『TV Bros.』本誌4月号(発売中)でも読むことができます。
うめつ・やすおみ●アニメ監督・アニメーター。1960年生まれ。福島県出身。おもな監督作品に『A KITE』(98)、『MEZZO FORTE』(00)、『ガリレイドンナ』(13)、『ウィザード・バリスターズ 弁魔士セシル』(14)など。『文豪ストレイドッグス』 、『刀剣乱舞‐花丸‐』(ともに16)、『美少年探偵団』(21)などのオープニング・エンディングディレクターとしても活躍。次回監督作が進行中。
『押井守のサブぃカルチャー70年 YouTubeの巻』好評発売中!
1951年生まれの監督・押井守がハマったというのがYouTube。“いま”が凝縮した動画を視聴しながら気づいたその面白さ、そこから垣間見えた現代社会の状況、今を生きる人にとっての「幸福論」、そしてYouTubeというメディアとは一体何なのか?
TV Bros.WEBで好評を博した連載に加筆して待望の書籍化です!
◆カバーイラストは、人気アニメーター&監督の梅津泰臣描きおろし
◆聞き手・構成・文/渡辺麻紀
本の詳細はこちら
◆僕のおすすめYouTubeは『こたマスク』
――梅津さん、今日はお忙しいなかありがとうございます! まずは押井さんの本を読んだ感想からお願いします。
梅津 押井さんらしいYouTubeの分析だったよね。僕も仕事をしながらYouTubeを見ているけど、被っていたのは『中の人げぇみんぐ』(『NHG:中の人げぇみんぐ【実銃解説】』)だけだった。銃をとても分かりやすく解説してくれているので、楽しんでいるし参考にもしている。いまやっている作品にたくさん銃器が出てくるので一時期、集中的に見ていたよね。銃器に興味がある人には僕もおススメしたいチャンネルです。
――梅津さんは映画もお好きですが、映画のチャンネルはどうですか?
梅津 押井さんがあげていた『映画日和』というのは見たことないなあ。僕が見ているのは『シネコト』と『茶一郎』。独特の語り口で新作映画の解説をしている。柳下(毅一郎)さんの『BLACKHOLE』も見てるよ。あれはライブなので3時間くらいあって、それが僕の仕事のペースには合っている。ダラダラ話しているように見えるけれど、メンバー3人それぞれのその映画に対する想いはちゃんと伝わって来る。ときどき(リドリー・)スコットや(マーティン・)スコセッシ等の監督特集があり、観てない映画を見つけてチェックしたりしている。
――柳下さんはTV Bros.のYouTubeチャンネル『月刊 映画言いたい放題大放談!(仮)』にも出てもらっています、一応、私と。
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