12月17日に開催されたこじらせライブ(夜の部ゲスト:ハライチ岩井)の収録後のおしゃべりです。ライブではこれまでの名場面を振り返るコーナーがあったのですが、そのコーナーの振り返りから話が始まりました。
構成/前田隆弘
性の目覚めと人形遊び
──今日のライブは過去の名場面をいろいろ見ましたけど、やっぱりどれもパンチが強かったですね。人形遊びとか。
能町 人形遊び、頭おかしかった(笑)。
ヒャダ あれが一番頭おかしかったですね。
久保 恥ずかしいというか、これは私の狂気の部分だから、みんなと一緒に見るものでは……という気持ちがある。
──あの人形遊びって、収録だから盛り上がってああなったというよりは、小学生時代に本当にああいう遊びをしてたということですか?
久保 そう。小学生の中にある、ゆがんだ性の現れで。
能町 すごいですよね。
ヒャダ 信じられない。
久保 ああいう、ちょっとエッチな人形遊びが当時は好きだったんです。
能町 久保さん、性の目覚めが早すぎるんですよ。確か、エロマンガもそのくらいの年で見てたんですよね。
久保 うん。小学校に上がるか上がらないかくらいの頃に、家の前の床屋さんがあって、そこに『ジャンプ』を読みに行くのが定番化してて。小1の時はすでに行ってたと思う。『ジャンプ』も読んでたんだけど、『ジャンプ』と一緒に『週刊現代』なんかも置いてあって、グラビアページだけをやたら見ていたんだけど。
能町 すごい。
久保 で、たぶん小1のときに、ちょっとエッチな少年マンガを知ったんです。『まいっちんぐマチコ先生』とか、『けっこう仮面』とか。『けっこう仮面』は(掲載誌の)巻頭カラーで、鏡の前で女の人がスッ……と自分の頭にパンツをかぶる姿から始まってる回があって、ワーッとなったいう。あのころはパンチの効いたエロマンガが多かったんですよね。
──ありましたね。『やるっきゃ騎士(ナイト)』とか。
久保 『やるっきゃ騎士』もそうです。そういうのを読みまくってたせいで、「ムラムラして女に対してちょっとエッチなことをする」というフォーマットをやりたくてしょうがなかったわけなんですね。「されたい」じゃなくて。
能町 小1でそこにいけるのは本当にすごい。
ヒャダ 男性目線として「女の子にチョメチョメしたい」という。
久保 そういうフォーマットを楽しんでたと思う。
能町 久保さんは男じゃなくて良かったですね。
久保 中学生・高校生になっても、やっぱり『ヤンマガ』のエロい系のマンガが好きだったりしたんだけど、ただ、その女側に自分がなるという感覚には一切ならなかった。「現実の女の子にそういうことをしたい」という話ではなく、フィクションの世界としての楽しみもあるという。
今も連綿と続く「あの世界観」
ヒャダ こないだ初めて『東京カレンダー』を読んだんですけど、びっくりしちゃって。
──どんな内容だったんですか?
ヒャダ 女性は基本、無料で飯食えるのが当たり前で、男性は若い美人とやりたいだけという。そういうコンセプトなんですよ。
能町 ホイチョイっぽい。
──表紙のエレガントなイメージしかなかったです。
ヒャダ 面構えはおしゃれなんですよね。でもたとえばバーの特集があって、バーテンがお酒出してる写真があるとすると、キャプションに「この1杯でこの後の運命が決まる」みたいなのが書いてある。
一同 (笑)
久保 私もそれ、教えてもらって読んだんですけど、「こういう会話をすれば女の子を食事に誘える」というLINEの例文を出すんですけど、まあ女が都合のいい受け答えしかしてないわけですよ。「●●の新しい店ができたんだけど行こう」「何それ、興味ある。どうしよう、緊張しないかな」みたいな。
ヒャダ マルチバースのその世界線では「女性が嫌がる」という発想がないんですよね。自分の誘いはみんな喜んで受け答えてくれるという。
能町 「金のある僕なら」っていう。
久保 ファッションについても、坊ちゃんぽさがどうこうと書いてあったんだけど、それに対して能町さんが……何て言ってたんだっけ?
能町 「坊ちゃんもなにも50代だろう」って(笑)。
一同 (笑)
久保 昔、雑誌で読んでたあのホイチョイの世界観が、今も続いているとかと思うと、いやあ……(あっけにとられた顔で)はーーーってなる。
キャンディークラッシャー久保
久保 お金持ってて、ヤりたい人は交際費にじゃぶじゃぶお金使うけど、私は今、お金があったら、キャンディークラッシュに使いたいよ。
一同 (笑)
能町 それもどうかと思います。
久保 それで今、本当に「お金欲しい」と思ってて。
能町 それはもう、パチンコとそんなに変わんないと思う。
ヒャダ 全く一緒です。
──実際、課金してるんですか?
久保 しちゃった……「免許に合格したお祝いだよ!」って自分に言い聞かせて。
一同 (笑)
久保 本当はどこかで美味しいものを食べようと思ってたんだけど、その分のお金をキャンディークラッシュに課金して。
能町 久保さん、ちょっと本当に危ないんじゃない(笑)? どのくらい使うの?
久保 言えない。
能町 言えないレベル?
久保 「今日は外でお昼ご飯を食べるのを我慢して、家で食べたから、その分を」とか言い訳して……でも、課金しない日もあるよ。
──「しない日もある」……?
久保 いや待って、待って。
ヒャダ 新たな火種が出てきましたね(笑)。
久保 しない日のほうが多いから!
能町 借金する人の典型的言い訳みたいになってきた(笑)。
久保 「キャンディークラッシュは、私の人生の全てを奪っていきました」。
能町 わが家の家訓じゃないけど、うちの父親が言った言葉の中で、私の中で今も強烈に残ってるのって、やっぱり借金の話なんですよ。前にも言ったんですけど、父親が金融系にいたことがあって、借金する人を見てきてるんです。それで「借金する人は絶対に最初ウソを言う」と言われたのが、私の記憶にすごく刻まれてて。借金する人が、もう首が回らなくなって、親とかに助けを求めるじゃないですか。そのときに、最初に言う借金の額は100%ウソらしいです。絶対ちょっと少なく言うんですって。
久保 私だ。
能町 そうですよ。
久保 今の私。
ヒャダ さっき「お昼ご飯を我慢したお金で」と言ってましたけど……あなた、それ本当は違うでしょう!
久保 違うです……。
能町 だから本当にごまかすらしいんですよ。
久保 でも確かに今、その領域にちょっといる。
能町 400万借金ある人が350万と申告したり、「もうそこまで来たら正直に言えばいいじゃん」というところでごまかす。
ヒャダ 見栄を張るんですよね。
久保 でもまだ1万円は使ってないです。
ヒャダ あ、そうなんですね。ホッとしました。
久保 でも本当に今、キャンディークラッシュをするお金が欲しい。
ヒャダ せっかく免許取ったのに。だって免許取ったら次は車じゃないですか。
大人は本当に言うことを聞かない
久保 で、そうそう、私、免許取れたんですよ。
能町 おめでとうございます。
ヒャダ 本当にすごいですよ。
久保 運転免許試験場で試験受けたんですけど、「机の上に何も出さないでください」と言われたり、「帽子を取ってください」と言われて、つい「いつまでならかぶってていいんですか!?」って言い返したりして(笑)。
能町 態度悪い(笑)。
ヒャダ 基本、非行少女ですよね。
久保 向こうがひどい態度を取ったわけではないけれども、やっぱりこの年になると、「規律をみんな同じように守れ」という命令に対して、反抗心が半端ないんですよ。免許の写真を撮るときも、「廊下沿いに順番に並んでください」と言われたりして、もう「縛られたくない!」って気持ちになって。
ヒャダ 47の尾崎豊(笑)。
能町 「47歳の地図」。
久保 「47の夜」っていう感じで、心の中にずっと尾崎が出てきて。
能町 でもそのへんの19、20歳はそのルールを守ってるんですよね。
久保 そう。19、20歳の子は素直に「はい」って従ってるわけですよ。
ヒャダ 久保さん1人だけ反抗して。
能町 でも、それ分かる。だんだん中年って言うこと聞かなくなりますよね。それで思い出したんですけど、私、こないだ断髪式に行ったんですよ。土俵の上でやる断髪式じゃなくて、ちょっとした宴会場みたいなところでやったんですけど、元白鵬の宮城野親方も招かれてたんです。司会がNHKの元アナウンサーの方で。で、「しばしご歓談」みたいな時間になって、そのときに「マスク取って会話はしないようにしましょう」とか、「あまり密にならないように」とか、注意事項をアナウンスしてたんですけど、やっぱりみんな40~50代だし、酒も入ってるし、元白鵬もいるわけだから……。
ヒャダ テンション上がっちゃいますよね。
能町 次のイベントの時間になっても、誰一人として席に着かないんですよ。めっちゃワーワー言ってて、マスク取ってる人もいるし、ギュウギュウになって写真撮ってたりするし。で、NHKの元アナウンサーの方が、最初は「もうそろそろ次の催しにまいりますので……」みたいにおとなしく言ってたんですけど、だんだん本当に怒り始めて。「皆さまが席に着かないと、私の責任にもなりかねません!」みたいな(笑)。
一同 (笑)
──校長先生の怒り方で(笑)。
能町 そうそう。それでも全然話聞いてない人もたくさんいて。騒いでる人の近くの人が少しずつご機嫌とってやっと席に着かせる感じ。
ヒャダ 「皆さんが黙るまで●分かかりました!」みたいな。
能町 それ見てて、「大人って本当に言うこと聞かないなー」と思っちゃったんですよね。
久保 思う。自分の中にその芽がムクムクと芽生えて、「俺は新人じゃねえんだよ」って気持ちが出てくるから、「きっと刑務所でみんないろんな気持ちを抱えてるんだろうな」って、分かるようになった。自分の中にまさか、言うこと聞かない人間性があったなんて。尾崎がいたなんて。しかも大したことじゃないことに、「こんな囚人みたいなことさせて!」と思ってしまうという。
一同 (笑)
ヒャダ でもそんな中に、素敵な先生もいたわけですもんね。
久保 そうですね。太った人のいいところを煮詰めた、煮こごりみたいな先生。
──煮こごりって(笑)。
ヒャダ 教習所エピソード、いっぱい生まれて良かったっすね。
久保 生まれたけれども、結局、別に「久保ミツロウ」ということで何か問いただされることもなく、中村あゆみの隣にサインを飾ることはできませんでした。
ヒャダ でも久保ミツロウだと分かってないにしても、教官の間では話題になってたと思いますよ。
久保 「狂犬」として(笑)。
一同 (笑)
教習所すべらない話
ヒャダ いや、でも免許って、自分の脳みそで考えて「え、おかしくない?」と思うこともありますよね。
久保 あるある。
ヒャダ でも教習所では、それに甘んじなきゃいけないわけでしょ。小学校や中学校って、甘んじることに何の疑いもなかったじゃないですか。思考停止して。大人になって、思考停止をしなくなってから免許を取るのはしんどいですよね。
能町 そう、しんどい。
久保 縦列駐車もさ、教習所だと細かな印が付けてあって、「目印があるからうちでやるの簡単だよ」って言うけど、じゃあないところでどうすればいいんだよって。
ヒャダ その教習所の中では縦列駐車できるかもしれないですけど、外の世界では……。
久保 応用できる自信がないですよね。そういう質問に、答えてくれる先生がいなかったというか。
能町 「その場さえ良ければいい」みたいな感じですよね。
久保 それで、「ああ、この人たちは私を選別して落とすためにいるわけじゃなく、さっさと卒業させたいために存在してるんだ」とわかって。
ヒャダ お金は前金でもらってますしね。
久保 別に敵というわけでもないんだけど、「こっちが納得いくまで付き合ってくれる人ではないんだ」というところに、大人の自分がだんだん「そうか」と気づいてきて。
能町 私も教習所行ってたとき、教官から今までいたヤバい人のエピソードを聞いたんですけど、今でも覚えてるのが、「おばあちゃんがヤバかった」という話で。路上教習に出て、交差点で右折するときに、曲がった先の信号は赤になってるわけじゃないですか。
ヒャダ まさか(笑)。
能町 止まっちゃったんですって(笑)。目の前が赤だから。で、教官が「いやいや、行かなきゃ」と言っても、頑として聞き入れないんですって。なんなら教官がちょっとずるいこと言ってるくらいの感じで、「いや、赤なんで駄目です」の一点張りで。で、交差点のど真ん中に止まったまま、青になるのを待った人がいたという。それ、超怖いなと思っちゃった。
ヒャダ 「そんなものだ」というのが理解できなくなるんですよね。自分のロジックのほうが勝っちゃうから。
久保 『オールナイトニッポン』のスタッフから聞いた話だと、普段は温厚な人なのに、教習所で2回「やめてくれ」と言われて、結局取れなかった人がいたって。
一同 (笑)
──教習所から「やめてくれ」って言われることあるんですか!?
ヒャダ 退学処分。
久保 で、どんなことをしたのかというと、坂道発進で横転(笑)。
一同 (笑)
ヒャダ すごいっすね。
能町 急な坂なのに、入るときに片輪だけ乗り上げちゃって、そのまま直進して横転したらしい。
久保 それ、逆に才能あるね。スタントマンとして。
ちゃんと中年になる
ヒャダ 教習所で運転してて、楽しかったですか?
久保 楽しくなかった。結局、運転しながら練馬大根の話とか野菜炒めの話とか、どうでもいい話を教官と話するのが一番楽しかった。そのくらい運転に余裕があるという設定で。(煮こごり先生の)他にも無駄な話ができる先生はたまにいたし。できない先生のほうが圧倒的に多かったんだけれども。
──取りたてのときにたくさん乗ったほうがいいと思いますよ。
ヒャダ そうです、そうです。
久保 今は頭がすっかり運転脳になってるんで、道を歩いてても車の運転をしてる感覚になってて、目の前のカップルが急に手をつなぎ始めたら「速度落とす」って心の中で言って、距離を置いたりしてる。
ヒャダ それくらいがいいですよ。僕くらいのキャリアが一番事故を起こしやすいですから。なめちゃってて。
久保 でも今、教えてもらったことを全部ポカンと忘れても、免許はあるわけだよね。それって怖いなと思って。
能町 怖いね。前も言ったけど、私が行った教習所はゆるゆるで、エンスト4回したのにハンコ押してくれんですよ。
一同 (笑)
ヒャダ だから、さっき久保さんおっしゃったみたいに早く出したいんですよ。
能町 そうなんでしょうね。エンストを路上で4回してますからね、1回の教習で。なのに、「次は気を付けてね」ってハンコ押してくれたの。ヤバかったです。
ヒャダ 僕は左折で2回ダブったことがあります。
能町 ダブってたんだ……しかも左折で!?
ヒャダ 左折で。「左折でダブる人、初めて見たよ」と教官から言われました。
能町 でもそこで落とすのは、ちゃんとしてると思う。
ヒャダ 久保さんの2022年はすごかったですね。免許も取るし、犬も飼い始めるし。
久保 将棋にハマり始めたときも、犬を飼い始めたときもそうですけど、「仕事につながるね」「仕事に活きるね」みたいに言われることに、ちょっと疲れちゃったんですよね。そういうこと、言いやすいじゃないですか。
ヒャダ まあそうですね。仕事も仕事ですしね。
久保 本当は「何でもマンガに活かすのがマンガ家の生き方だ」って、私もずっと思ってたんですよ。でも何か新しいことをするたびに、「それはマンガに活きるし、マンガに描いてみれば」と言われることに、どこか疲れてしまってる自分がいたんだなと思う。でもりゅうちゃん(愛犬)を飼い始めて、人生が予定よりズレていってる感覚はありますね。きっと免許も、何年かたってから「あのとき免許を取っておいて良かった」と思う瞬間が来そうな気がする。……って、免許取ったくらいで何を私は自慢してるんだ(笑)。
一同 いやいや。
久保 だって免許取っても、誰も自慢してないじゃないですか。
ヒャダ でも僕も47で取ったら自慢するかもです。
能町 私もこれからもう1回ちゃんと教習やったら自慢しますよ。
ヒャダ じゃ、ペーパードライバー教習をぜひとも。
能町 いや、やっぱり怖い怖い。
ヒャダ でも、免許じゃなくても、新しいこと始めるっていいなと思いました。
能町 うん。そうだね。
久保 知らないことを前提で教えてもらえる場所があるって、いいですよね。
ヒャダ 「え、こんなのも知らないの? クスクス」って感じじゃないですもんね。
久保 「毎日毎日、大量の何も知らない、運転が好きでもない人にずっと教えてて、頭おかしくなりませんか?」って聞いたもん、教習所で。
一同 (爆笑)
能町 なんでそんなの聞けるの(笑)。
久保 「成長してくれるから教えがいがあるんですよ」みたいな答えだったんだけど。
能町 久保さん、思ったよりちゃんと中年やってますね。
ヒャダ そう、ちゃんと「久保美津子」ですよ。
久保 ちゃんと「久保美津子」。
能町 そんなに人って、中年になかなかなれないもんだと思いますよ。ちゃんと中年になってる。
「久保みねヒャダこじらせブロス」連載バックナンバーはこちらから。
【ライブ情報】
次回は有観客&オンライン配信での開催
久保みねヒャダこじらせライブ
開催日:2023年1月29日(日)
会場:お台場特設会場(フジテレビ本社スタジオ内)
昼公演13:00開演/夜公演17:30開演
昼の部ゲスト:清水ミチコ
夜の部ゲスト:佐久間宣行
チケット
会場指定席¥4,980(税込)
配信チケット¥2,980(税込)
(2023年2月12日(日)23:59までアーカイブ配信あり)
チケットは会場、配信ともチケットぴあにて発売中!
【番組情報】
ほぼ月一で不定期放送中
久保みねヒャダこじらせナイト
次回放送:2023年1月20日(金)
フジテレビ●深3:40〜4:40
ゲスト:岩井勇気(ハライチ)
*FODプレミアムでこれまでのライブを限定配信中(FOD限定トークあり)。
【プロフィール】
くぼ・みつろう●漫画家。代表作として『モテキ』『アゲイン!!』など。現在は『ユーリ!!! on ICE 劇場版 : ICE ADOLESCENCE』制作中。
のうまち・みねこ●自称漫画家。新刊『鉄道小説』(乗代雄介・温又柔・澤村伊智・滝口悠生・能町みね子共著/交通新聞社)が発売中。『私みたいな者に飼われて猫は幸せなんだろうか?』(東京ニュース通信社)、『ほじくりストリートビューザ・フューチャー』(交通新聞社)、『皆様、関係者の皆様』(文春文庫)、『私以外みんな不潔』(幻冬舎文庫)も発売中。
ひゃだいん●音楽クリエイター。J-POPからアニメソング、ゲーム音楽まで幅広く手掛ける。初のピアノ・ソロ楽譜集『ヒャダイン(前山田健一) / ピアノ・コレクション』、『ヒャダインによるサウナの記録 2018-2021 -良い施設に白髪は宿る-』が発売中。
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