2022年10月27日(木)よりMBSドラマ特区枠(毎週木曜深夜0:50~)で放送がスタートするドラマ『恋と弾丸』。累計500万部目前の同名漫画が古川雄大と馬場ふみかのW主演で実写化される。
今作で、ヤクザの若頭・桜夜才臣(演:古川雄大)に恋する勝ち気な女子大生・ユリを演じる馬場ふみかにインタビュー。オファーを受ける前から原作ファンだという彼女が、撮影エピソードとともに作品への想いを語ってくれた。
【Profile】
馬場 ふみか(ばば・ふみか)
●1995年6月21日生まれ、新潟県出身。2014年に映画『パズル』で女優デビューし、ドラマ初出演となった『仮面ライダードライブ』で敵女幹部・メディックを演じ話題に。2018年に『深夜のダメ恋図鑑』で連続ドラマ初主演。また、女性ファッション誌『non-no』で専属モデルを務めるなど、モデルやグラビアでも活躍している。
二人だけのシーンで意識した
「掛け替えのない時間を大切に思う気持ち」
━━今作で演じるユリの印象について教えてください。
私が演じるユリはごく普通の女子大生ですが、好きになった桜夜がヤクザの世界で生きる人間であることに戸惑いながらも、その気持ちを止められない、すごく素直で芯の強い女の子。普通だったら躊躇してしまうような人が相手でも自分の意思をしっかり伝えられる強さを持った女の子です。
━━ユリと馬場さんの共通点はありますか?
私はユリのように自分が思っていることをはっきり伝えることが、実は意外と得意ではないんです。思っていることがあっても飲み込んでしまうことも少なくないので…。その点は違う部分だと思いますし、ユリに憧れがあります。
━━古川さんは馬場さんとユリの共通点として「誰かに左右されない強さがある」とお話しされていました。
確かに私はマイペースなので変に流されない部分は共通しているかもしれません。ハッキリ言うことは苦手ですが、私も「強めだね」と言われることが多いです(笑)。
━━ユリが恋する桜夜才臣を演じる古川さんとの共演は、舞台「シラノ・ド・ベルジュラック」以来ですが、今作で再共演した際の印象はいかがでしたか?
その舞台では相手役として共演していたんですけど、古川さんのセリフ量が膨大で、あまり会話をできなかったんです。だから古川さんといえば稽古場の隅で炭酸水を飲みながら台本を黙々と読んでいるようなストイックで静かなイメージがあったんですけど、今作では初めてお話しをさせていただいて、こんなに気さくな方なんだなと驚きました。
━━原作同様、ドラマ版でも桜夜のユリに対する愛情表現はストレートですよね。
そうですね。私はオファーをいただく前から原作が好きで読んでいたのですが、このドラマの台本を読んで「このセリフ、ドラマでも言うんだ〜!」って思って、現場に入る前から古川さんの声で脳内再生していました(笑)。漫画でしか出てこないようなセリフを古川さんが目の前で言葉にしているのを聞いて「お〜!」って思って(笑)。嬉しかったです。
━━常に勝ち気な性格のユリも桜夜には甘えるシーンもあります。
そういうシーンは、自分とは遠いところにあるので難しかったです(笑)。あんなに甘えるのは自分にはない部分だったので、どうやって演じるべきなのかとは思いました。
桜夜さんと二人のシーンで意識したのは、二人でいられる時間がユリと桜夜にとって掛け替えのないものであるということです。ユリと桜夜にとって二人でいる時間というのは、私たちが大切な誰か━━例えば家族や友人、恋人と会う感覚とは全く違うものだと思うんです。危険な世界に身を置く桜夜さんはいつ死んでしまうか分からないし、ユリへの連絡が次にいつになるのかも分からない。そのことをお互いが知っているからこそ、お互いが二人きりでいる時間を大切に思っている。その気持ちの強さは意識して演じました。
芯のあるキャラクターを
多く演じることで影響されたこと
メイク:唐澤知子、阿部美咲、伊東真美
衣装:石橋万里、狩俣成美
ジャケット72000円、カットソー37000円、スカート37000円/すべてピンコ
問い合わせ先:サン・フレール
東京都千代田区二番町11-19興和二番町ビル1階 ☎︎03-3265-0251
━━今年6月に公開された映画『恋は光』で演じた女子大生・宿木は他人の彼氏が欲しがるキャラクター。今作で演じるユリもそうですが、馬場さんが演じるキャラクターは確固たる芯を持った女性が多いですよね。
ブレない女子が多いですよね(笑)。昨今、困難や試練に負けずに立ち向かっていくような強い女性が憧れられていますし、世間がそんな女性像を求めているということも関連していると思います。私自身も「強い」と言われるタイプなので、そういったキャラクターを演じるのはとても楽しいです。
━━馬場さんご自身もそういったキャラクターを多く演じることで「強さ」を獲得していったのでしょうか?
少なからず影響はあると思います。かつてはこのようなインタビューでも人見知りをして話すこともできず、事務所の方々にも「ふみか、暗い!」と言われるくらいだったんです。本来の私はきっと今の「強い」と言われるような自分に近いと思うのですが、その当時は、それまでの人生で出会ったことがないような方々とお仕事で接する中で、どうやって接していいか分からなかったということもあり、人見知りが強く出ていたんだと思います。そういう芯のあるキャラクターを演じてきたことや、スタッフやキャストの方々とたくさん接していく中で、今の自分に近づいていったんだと思います。
━━コミュニケーション面やお芝居などのあらゆる意味で、ご自身の中で転機となった作品といえば何がありますか?
たくさんあります。例えば『仮面ライダードライブ』の撮影中に私が20歳の誕生日を迎えたことは、周りの方にも大きく変わったきっかけだったと言われることが多いです。
クランクインした時、私はまだ19歳で撮影現場で一番年下だったのでお酒も飲めなかったこともあり、キャストやスタッフの方々と一回もご飯に行っていなかったんです。撮影の終盤に20歳になって、コミュニケーションをとる機会が増えて、撮影現場でのキャストやスタッフの方々とのコミュニケーションの取り方がわかるようになり、徐々に心を開けるようになりました。『コードブルー』シリーズでは、医療ドラマということもあり手術シーンなど、マスクをしながらお芝居をする場面も多く、戸惑いもありましたが、先輩方のお芝居を間近で見て「こんなふうに視線を使ったお芝居があるんだ」「この時はこういうお芝居をするんだ」と、たくさんの学びがありました。関わる作品の全てに学びがあって、全てが私にとって転機になっていると感じます。
━━最後に今作の見どころを教えてください。
私も撮影をしているだけでは分からないくらい、このドラマには色んな仕掛けがあって、確実に今までで見たことのない作品になっていると思います。普段の生活では聞くことができないセリフも多いので、日常から離れて楽しんでほしいです。
【番組情報】
©「恋と弾丸」製作委員会・MBS
©箕野希望/小学館
ドラマ特区「恋と弾丸」
毎週木曜深夜24:50~25:20
2022年10月27日放送スタート
【原作】箕野 希望『恋と弾丸』(小学館「Cheese!フラワーコミックス」刊)
【出演】古川雄大 馬場ふみか
中村静香 木村慧人 / 山中柔太朗 七瀬公 新井舞良 中尾有伽
橋本マナミ 大澄賢也 / 黒羽麻璃央
【監督】スミス、椿本慶次郎、戸塚寛人
【脚本】舘そらみ
【オープニング主題歌】:ちゃんみな「Angel」(WARNER MUSIC JAPAN)
【エンディング主題歌】:NAQT VANE「TOUCH」(avex trax)
【制作プロダクション】ソケット
【製作】「恋と弾丸」製作委員会・MBS
【配信】ディズニープラスで見放題独占配信
【第壱話 桜と百合】
あらすじ・・・勝気な女子大生・ユリ(演:馬場ふみか)は、ありのままの自分を愛してくれる彼氏を探していた。ある日、友人のマイ(演:新井舞良)やエリナ(演:中尾有伽)と参加したパーティで、怪しい集団に絡まれ、違法ドラッグ漬けにされそうになるが、間一髪のところで桜夜組の若頭・桜夜才臣(演:古川雄大)に救われる―。 そして、才臣から今後、必ず盾になると手渡されたのは、「桜夜組」と書かれたヤクザの名刺だった。「深入りしない、お礼をするだけ…」と躊躇しながらも、御礼を伝えるために組を訪れるユリ。しかし、ユリを待ち受けていたのは…意外にも、優しい笑顔の才臣だった!「また会えたね、お嬢さん」ユリの芯の強さに惹かれた才臣と、優しく紳士的な姿にときめくユリ。明日をも知れぬ世界に身を置く男の激しい求愛に、甘く溺れていき…。「ユリ。最後になるかもしれない一夜で、一緒におかしくなろうか」 史上最高に危険な恋、始まる。
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