流れ星☆ちゅうえいに聞くギャグとコンビ不仲説【連載『清水あいりにツッコミたい!』第一回】

 グラビアアイドル・清水あいり。セクシーでありながら笑える「関西弁あいうえお」を武器に数々のバラエティ番組で、有吉弘行やくりぃむしちゅー上田晋也、ダウンタウンら大物MCを唸らせてきた。大阪出身の彼女は、女芸人の賞レース「女芸人No.1決定戦 THE W」(日本テレビ系)にもエントリーするなど、お笑いへの愛が人一倍強い。そんな清水が、お笑い芸人にアドバイスをもらいお笑い愛を極めるテレビブロスの新連載「清水あいりにツッコミたい!」。

記念すべき第一回目の講師としてお越しいただいたのは、お笑いコンビ 流れ星☆ちゅうえいさん。バラエティ番組で爆笑をかっさらう一発ギャグの生み出し方や最近巷で話題の「お笑いコンビの不仲問題」についてお話ししていただきました。

流れ星

【講師プロフィール】
ちゅうえい
お笑いコンビ「流れ星☆」のボケ担当。
1978年生まれ、岐阜県下呂市出身。
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【ちゅうえいさんからのお知らせ】
流れ星☆ 20周年記念ツアー ベストネタライブ 絆 〜3度目の正直なんやさ!〜2022年3月12日(土)日本青年館ホールチケット絶賛発売中。

公演の詳細は【流れ星☆ BSフジ】で検索!
https://www.bsfuji.tv/nagareboshi/

取材&文/於ありさ 撮影/長谷繁郎


──おふたりは初対面とのことなので、まずはあいさつからお願いいたします。

ちゅうえい:どうも、流れ星のちゅうえいです! パッパンパ パンパカパン パッパッパッパーン… パッパンパ パンパカパンパッパッパッパーン… パカッ! ちゅうえい!(※競馬のスターティングゲートが開くように)

清水あいり:“グラドル界の坂田利夫”こと清水あいりです! 番組内で付いたキャッチコピーなのですが、まだ許可は取っていないので、いつか坂田師匠にごあいさつに行きたいなと思っています。
ちゅうえい:え! まだ許可とってなかったんだ!
清水あいり:はい。そうなんです。
ちゅうえい:でも、鼻の下伸ばしながら絶対許してくれるでしょ! 大丈夫ですよ。

清水さんも挨拶がわりに「童貞を殺す空手」を披露


相談1:度胸をつけるにはどうしたらいい?


──清水さん、今日はちゅうえいさんに相談したいことがあるんでしたよね。

ちゅうえい:僕に? まあ、答えられる範囲でなら、なんでも答えますけど…。
清水あいり:そうなんです! えっと…たくさんあるんですけど、なにから聞こうかな。まず、「度胸」ってどうやったらつくんでしょうか?
ちゅうえい:いやいや、もうじゅうぶん度胸あるじゃないですか! ダウンタウンさんを前に、あんなにいけないですよ。
清水あいり:あれは奇跡が重なって覚醒したというか…。運が良かっただけです。
ちゅうえい:でも、清水さんの「関西弁あいうえお」で僕が見たやつ、全戦全勝ですよ! 安定感半端なくて、逆に教えてほしいくらい。僕はムラがあるタイプなのでね。
清水あいり:本当ですか? 自分ではそう思ったことないので嬉しいです!

清水あいり:話は戻りますけど、ちゅうえいさんに「度胸」について聞こうと思ったのは、常に100%を出し切っているイメージがあるからなんですね。
ちゅうえい:あー…でも、たしかに『オールスター感謝祭』の赤坂5丁目マラソンで例えるなら安田大サーカスの団長的な“ロケットスタート”を決めたいというのは意識していますね。爆発力を出したいというか。
清水あいり:それって度胸がなきゃできないことだなと思って、ぜひお伺いしたいなと。
ちゅうえい:もうバカになるしかないよね。番組だったら、みんながボケる場所でボケるだけじゃなくて、みんながボケないところでもボケるとか。
清水あいり:なるほど。
ちゅうえい:台本通りにやっているだけだと、時間が押してしまった時に、自分の見せ場がなくなっちゃうこともあるから、ハイリスク、ハイリターンだけど、割って入っていくようにはしているかな。そこがはまったときに爆発力って出るんじゃないかなと思います。
清水あいり:それって難しくないですか? 若手の頃からできたのでしょうか?
ちゅうえい:いや、そんなことはなかったかな…。今まで経験したことがないくらいの人数からツッコまれたときに「爆発力って大事だな」と思った。
清水あいり:気になります! いつだったんですか?
ちゅうえい:「The MANZAI」(フジテレビ系)が賞レースだったときの準決勝のエンディングで、登壇している芸人の過半数がよしもとの芸人さんで、次々とギャグが飛び交う状況の中、流れをぶったぎって、ギャグをやったんです。

ちゅうえい:そしたらお客さんにウケて。それを見たツッコミ芸人たちが一斉に俺にツッコんでくれました。それまで、よしもと以外の芸人は足がすくんじゃって、なにもできずにいたのに、流れが一気に変わったんですよね。あの瞬間は気持ちよかったな〜。
清水あいり:すごい…!
ちゅうえい:そのときから「みんなが行かない雰囲気だろうと、行くのは大事だ」と思うようになりました。あれ? 俺、今めっちゃいい話してない?
清水あいり:流れを気にせずに入っていくことって、大事だなって思いました。どうしても緊張しちゃうので、なかなかできてなくて…。
ちゅうえい:緊張はね、俺もめちゃくちゃしますよ!
清水あいり:ウソ! 全然伝わってこない。
ちゅうえい:いまだにめちゃくちゃ緊張するからね。足とかガクガク…。そのガクガクをごまかすために生まれたのが…ちゅうえいの足はマリオネット♪(※BOØWYの『Marionette』のサビのリズムで)

清水あいり:あはは! すごい! ピンチもチャンスに変えちゃったんですね。
ちゅうえい:そう言ってもらえるとありがたいかな。

 

相談2:ギャグはどうやって決める?


清水あいり:あと、ちゅうえいさんはこれまでにたくさんボケ倒してきたと思うのですが、ツッコまれやすいギャグって、どういうのだと思いますか?
ちゅうえい:それはツッコミに聞くことじゃない(笑)?
清水あいり:あーそっか(笑)! じゃあ、その場でやるギャグはどうやって決めてらっしゃるんでしょう? 番組に出た時に「関西弁あいうえお」を急に振られることがあるのですが、追い詰められちゃうとどうしても下(シモ)寄りなことを言ってしまうんですよね。
ちゅうえい:追い詰められていなくても、下(シモ)よりのイメージありますけどね(笑)。

清水「そうかもしれない…(笑)」


ちゅうえい:逆に聞くけど、今はどうやって決めているの? いろんな番組に出て「関西弁あいうえお」を求められているイメージだけど。
清水あいり:ふんわりとは決めているんですけど、その場の空気に合わせて出すことが多いです。実際に番組に出たときに「この流れで、これは違うか…」と思うこともあるので。
ちゅうえい:なるほど。じゃあ、あえて決め切らずに、ちょっと遊び作ってるみたいなことか…。え、若手より考えてるじゃん!
清水あいり:ありがとうございます! でも実践できてるかどうかは別として…(笑)。
ちゅうえい:でも、それでいいと思うよ。俺も決めすぎちゃうと動けないときあるから。出る前から求められるようなこと、例えば「MCの自己紹介ギャグを作ってくれ」とかだけ考えていけばいいんじゃないかな。あとは、どうしても予想外の流れって、来るじゃない?
清水あいり:ありますね。
ちゅうえい:そういうときに無理やり入っていく、何かは考えていくかな。ただ、ウチは相方が賢いから、会話で返せる喜怒哀楽のギャグをあいつが考えてくれたんですよね。僕は思いついたままに作っているから「絶対使わない!」って思ってたんですけど、いざ番組で振られた時に、咄嗟に出たのはあいつが作ったギャグなことも多い…。
清水あいり:そうなんですか! すごい…信頼関係で成り立っているんですね。
ちゅうえい:いや、信頼してない! 俺の方がたくさんのギャグを作っているし、絶対おもしろいはず。でも、あいつの考えたギャグをやった方がウケるし、使われる確率が高いから、めちゃくちゃ悔しいよね(笑)。

清水あいりが不仲説にツッコみたい!


清水あいり:あの…ちょっと話ずれちゃうんですけど、相方のTAKIUE(瀧上伸一郎)さんとの不仲説って本当なんですか?
ちゅうえい:あー…俺らは元々高校の同級生なんですよね。それで、2人とも岐阜の飛騨地方出身なんだけど、その方言が結構きつめに聞こえるらしくて、普通に言い合っているだけなのに他の芸人から「あいつら、いつも喧嘩しているな」と言われて不仲って言われるようになったんです。でも、ここ最近の不仲説は、よりガチな話かな。
清水あいり:えー! なんでそうなっちゃったんですか?
ちゅうえい:うーん…。もう、お互いが手柄の取りあいをしてて、収拾がつかなくなっているみたいな(笑)? だから俺はあいつの作ったギャグは絶対やりたくないのにやっちゃうのよ。そういう時は「どうか見ていないでくれ」とひたすら願いますよね。でも、すれ違って不仲になったとかではなくて、お互いに「こいつにだけは負けたくない」みたいな不仲なんです。だから、切磋琢磨できてるし、いいのかなって。
清水あいり:なるほど。
ちゅうえい:そもそも不仲と言われる前から、漫才のときにアドリブでお互いで言い合っているおもしろさもあったから、嫌な流れではないかなと自分的には思っているんだよね。
清水あいり:お話を聞いて、嫌な不仲じゃなくて前向きな不仲なんだなって思いました。
ちゅうえい:ただ、今って仲が良いのが流行ってるでしょ? 俺ら、ちょっと前まで仲良しコンビって言われていたのに、なぜこのタイミングでこうなっちゃったのかというのは思いますよね。アンテナの悪さというか…。
清水あいり:おぼんこぼん師匠の件もありましたしね。
ちゅうえい:そうそう! あの件があってから、芸人たちの俺らを見る目が心配に変わった感はありましたね。でも、近しい人に言われてなるほどなと思ったのが「おぼんこぼん師匠と流れ星☆っって比べられやすいけど、おぼんこぼん師匠は2人とも人格者の上での不仲なのに対して、流れ星☆は人としてできていない上での不仲だから全然違うよ」っていう(笑)。
清水あいり:そんなことないですよ(笑)! お話聞いていて、気になったんですけど、不仲で困ったことはないんですか?
ちゅうえい:あいつの目を直視できなくなっちゃったのは問題かな。なんか照れくさいというよりも、僕の中に彼の目を見るという選択肢がなくなっちゃって。ファンから「ネタはおもしろいのに、ちゅうえいの目が合ってないのが怖い」って言われることも増えました。TAKIUEは、すんげー見てくるけどね!

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