【2020年9月号 天久聖一 連載】総裁選をノベライズする『ノベライズジャパン』

総裁選をノベライズする

 

自民党では先頃、安倍総理辞任に伴い、事実上の総理を決める総裁選が行われた。
総裁選は通常、党所属の議員と全国の自民党員の投票によって選ばれるが、今回は急を要するということで、両院議員総会という自民党内の国会議員と都道府県連の代表の投票で選ばれる方法を採った。

結果は周知の通り、菅氏の圧勝に終わった。

しかし、仮にも一国の元首を決める重大事が、このような密室的方法で行われていいのか。総裁選はもっとオープンに、できれば国民の判断を仰ぐかたちで行われるべきではないだろうか。

そこで、今回は「もしも総裁選が大喜利で行われたら……」をシミュレーションしてみた。各候補者の回答に耳を傾け、あなたの一票を投じて欲しい。

【お題1】誰も喜ばない公約をあげてください。

スガ平「信号の色を増やす」

イシ丸「国歌に二番を作る」

キシ之助「議員バッジを議員ワッペンにする」

スガ平「干支を減らす」

イシ丸「国歌にボサノバver.をつくる」

キシ之助「議員バッジを議員ブローチにする」

【お題2】こんな総理の椅子はイヤだ!

スガ平「スポンジ出まくりのパイプ椅子」

イシ丸「プール監視員の椅子」

キシ之助「バスの補助席」

スガ平「リクライニングが戻らない」

イシ丸「肘掛けに電流が流れる」

キシ之助「バランスボール」

【お題3】こんな国会議事堂はイヤだ!

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