坂口健太郎写真集『25.6』レビュー:坂口健太郎のえくぼは景気回復・無病息災の象徴です!

見目麗しい俳優さんについては一家言も二家言もあるライターの横川良明氏。ご自身のnoteでも、俳優写真集についてアツく語ること早幾年……。

俳優写真集へなみなみならぬ思いを持つ横川氏の本棚にある写真集のレビューをしていただこう、という不定期連載企画。1回目は岡田健史『鼓動』をピックアップしましたが、今回は『おかえりモネ』の菅波先生役で朝から日本中をときめかせ、『婚姻届に判を押しただけですが』の百瀬も話題の、坂口健太郎『25.6』がテーマ。横川氏がほとばしるアツい思いを込めて真面目にレビューします。これまでの記事はこちらから!

文/横川良明

 

森高千里が「ストレスが地球をだめにする」と歌ってからもう33 年。その間にファミコンはNintendo Switchまで進化を果たし、家の鍵もスマホで簡単に開けられるようになりました。

しかし、どれだけ文明が発展しても、ストレスは一向に減ることなし。「まだいける」「まだいける」っつってジェンガを積み上げていくように、「まだいける」「まだいける」っつって、僕の背中にどんどんストレスがのしかかってくる。いや、もう全然いけねえっす。

そんな耐荷重ギリギリ限界人生を生きる僕のストレスを、わずか15秒でゼロリセットしてくれる動画があります。それがコチラ。

https://youtu.be/mOAxw7l-J2I

ねえ。見た? 見た? 最後の笑顔。aikoが曲のタイトルにしてそうでしてないフレーズナンバーワン「えくぼ」。その「えくぼ」の破壊力を、今、日本で最も意のままに操る男こそが、坂口健太郎と言っていいでしょう。

坂口健太郎がえくぼを見せれば日経平均株価は爆上がりするし、膝の痛みも吹き飛びます。つまり坂口健太郎のえくぼとは、景気回復・無病息災の象徴。そんな坂口えくぼ健太郎の魅力を15秒に凝縮したのが、このCMです。

何がいいって、ラストの笑顔。この最大の見せ場を、笑いきる直前でカットしちゃう編集のセンスがいいんですよね。もうちょっと見たいと思ったところで、ぱちっと切られるから、余計にまた見たくなる。

たぶんこの動画の再生数のうち、4000回くらいは私です。

まさに“坂口健太郎イヤー”となった2021年。きっかけは、ご存じ『おかえりモネ』(NHK総合)です。同作で演じた、無愛想で理屈っぽいんだけど、ちょっと鈍臭いところが可愛くて、優しくて誠実な菅波先生役が、空前の大フィーバー。誰がなんと言おうと、今年の僕の流行語大賞は「#俺たちの菅波」だし、踊るヒット賞は「どうしたの?」です。

僕に権限があるなら、今すぐ『菅波先生日めくりカレンダー』とかつくりたい。1枚めくると「あなたも」といたわられ、また1枚めくると「見せつけますか?」と煽られる。そんな日めくりカレンダーがあれば、日本の四季を今より5000倍くらい楽しむ自信がある。テレビブロスさん、なんとかなりませんか???(真顔)

勢いそのままに、この10月からは新ドラマ『婚姻届に判を捺しただけですが』(TBS系)がスタート。さらに来年には、今最も注目の監督・藤井道人とタッグを組んだ『余命10年』が公開。ますます大きく羽ばたいていく坂口健太郎の魅力をお伝えすべく、今回は2018年に発売された写真集『25.6』を紹介します!

この『25.6』は、完全にリアコ製造機です

 

この『25.6』は、タイトル通り、坂口健太郎の25歳から26歳の1年間をおさめた写真集。春、夏、秋、冬。日本の美しい四季の風景と戯れるように過ごす坂口健太郎の姿がここに記録されています。

というのが、まあ、なんというか、オフィシャルっぽい紹介文です。

が、しかし、ここはもうはっきり言わせてください。この写真集、完全にリアコ製造機だわ。

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