Singto写真集「tokyo-リトル・トーキョー-」発売記念インタビュー【Day2】

タイ・バンコク出身で「SOTUS」シリーズでの熱演でも人気の俳優Singtoが、東京で撮り下ろした写真集「tokyo-リトル・トーキョー」を発売した。そんな彼が日本来日したタイミングでインタビューを敢行! 後編では、Singtoのパーソナルに迫る質問や、タイでの楽しみ方など、たっぷり答えてもらいました。

撮影/tAiki 取材&文/吉田可奈 ⁡スタイリング/JOE、片岡翔(JOE TOKYO)ヘアメイク/佐藤健行⁡⁡ 通訳/高杉美和

衣装協力/セブンバイセブンのシャツ(サカス PR)、ノース ワークスのバングル14,850円、リング8,250円(ともにヘムト PR)、ナラティヴプラトゥーンのネックレス25,850円(ジョワイユ)

――Singtoさんは、役柄によって目つきがガラッと変わるところが魅力だと感じました。演じるときにはどんなことを気を付けているのでしょうか。

ありがとうございます。僕自身、キャラクターによって、目つきを変えることを意識しているので伝わってうれしいです。温かい人物であれば柔らかく、怖い感じならキツく、役によって態度と目つきを変えるようにしています。

――となると、よしながふみさんが原作の『西洋骨董洋菓子店』を実写化したドラマ『Baker Boys』は、オンとオフでキャラクターが違うので、演じるのは大変だったのではないでしょうか。

そうですね。でも、どちらかというとその演じ分けるのが楽しかったですね。さらに、その当時は『Paint with Love』というドラマも同時進行で撮影をしていたので、その役ともしっかりと違う役になるよう、気を付けていました。毎回違うキャラクターを演じているので、その経験が積み重なっていくことが楽しいんです。なので、この仕事は飽きないですね。

――新たな経験を積むために演じたい役柄はありますか?

ジョーカーのように、狂った悪役を演じてみたいです。これまでは温かい人柄や、甘い雰囲気、カッコいい役が多かったので、振り切った悪役を演じてみたいです。

――楽しみにしていますね。さて、そろそろタイへの旅行も現実味を帯びてきましたが、日本から遊びに行く人におすすめのスポットを教えて下さい。

タイには美しい場所がたくさんあります。まずは、第一に暑さを感じないファッションで来てくださいね(笑)。オススメは雨季が終わった後の山です! 雲海が見られるのですごく素敵ですよ。夏であれば、島まで遠出をすると、すごくきれいなビーチでの風景が見られると思います。ダプー島やダオ島、リーペ島などに行けばリフレッシュできますよ。

――お土産にオススメはありますか?

ドライフルーツがオススメです。本当はフレッシュなマンゴーやドリアンなどを食べてもらいたいんですが、生の果物はおみやげとしては持ち帰れないので、ぜひ現地で楽しんでくださいね。

――日本のファンが覚えたら使いやすいタイ語を教えて下さい。

日本では“ありがとう”という意味の、“コープクン”、女性は“コップクンカー”、男性は“コープクンクラップ”を覚えるといいと思います。語尾に“カー”と“クラップ”がついているとより丁寧なので、初対面の人にはぜひ使ってみて下さいね。

――ちなみに、日本のアニメにもハマっているとお聞きしました。どの作品が好きですか?

やっぱり、日本を好きになるきっかけになった『犬夜叉』です。実は今もまた見直しているんですよ。『呪術廻戦』や『SPY FAMILY』、『鬼滅の刃』はこれから見ようと思っています。さらに日本のゲームも好きなんです。『ポケットモンスター』シリーズや『星のカービィ』はよくやっています。

――タイで日本のアニメが流行っているんですね。

タイの僕世代の人たちは、日本のアニメを本当にたくさん見ているんです。『ワンピース』はみんなの共通言語です(笑)。もしタイの人たちと話す機会があれば、アニメの話をきっかけにすると仲良くなれると思いますよ。

――たしかに、Singtoさんもアニメの話をしているときはとても楽しそうですね!

あはは。アニメのことならいつまでも話せます(笑)。

――多くの日本人は、タイのパブリックイメージとして、“ほほえみの国”というものがあるのですが、みんないつもニコニコして穏やかそうな……。

そんなことないです(笑)! それはその人によると思う!

――あはは。そうですよね。

でも、タイ人は、お互いで快く助け合うことはしますね。

――ドラマでも、それがよく描かれていますよね。

それは海外の方にも誇れるところだと思います。

――ちなみに、最近はBLACKPINKのリサさんやNCTのテンさんなど、K-POPを通して世界でタイの方達が活躍されていますが、意識されることはありますか?

これは本当にスゴイことですよね。彼女たちがここまで成功しているのは、その方々に情熱があるからこそだと思うんです。あのレベルのポジションに行くまで、本当にいろいろな戦いを経てきたと思うので、あんな風に世界で成功している姿を見ると、僕は同じタイ人として、本当に誇らしく思っています。

――普段はどんな音楽を聴かれますか?

ジャンルレスにいろんな音楽を聴いています。特に憧れのアーティストはリンキン・パークです。歌詞の内容がすごく素敵なんですよ。落ち込んだときに彼らの曲を聴いて、慰めてもらっています。なかでも『イン・ジ・エンド』という曲が好きなので、ぜひ多くの人に聴いてもらいたいですね。

Singto●Prachaya Ruangroj(プラチャーヤー・レァーンロード)。1994年7月28日生まれ。タイ・バンコク出身。


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