チョコレートプラネット×シソンヌ=チョコンヌ【OWARAI Bros.WEB版】

 

『OWARAI Bros. Vol.3』で表紙を飾ったシソンヌとチョコレートプラネットによるコントユニット・チョコンヌ。本誌では結成からの奇跡や2組の直接対決となった『キングオブコント2014』(TBS系)の思い出、これからについてをたっぷりを語ってもらっている。WEB版でも、お互いに才能を認め合う2組のトークを楽しんでいただきたい。

※『OWARAI Bros.Vol.3-TV Bros.別冊お笑いブロス-』(2021年11月9日発売)に掲載されたインタビューの未公開バージョンです。長編は本誌でご覧ください。
※本記事は1カ月限定配信となります。

企画・構成=竹村真奈 取材・文=高本亜紀 撮影=大槻志穂

松尾が感銘を受けたシソンヌのネタは?


――NSCの同期で、お互いずっと意識し合ってきた存在だということは『OWARAI Bros.』でたっぷりと語ってもらいましたが、NSC在学中に印象的だった出来事はありますか?

松尾 NSCで1分ネタをやるとき、シソンヌが“クイズ押尾 学”っていうのをやってたんですよ。全部のクイズの答えが押尾 学っていうヤツで。

長谷川 あ、やってた。じろうが好きでさ、押尾 学。俺に語録を渡してきて。言ってることが全部、面白かったんだよね。

松尾 そうそう。『東京フレンドパーク』(TBS)みたいな感じでルームランナーを走りながら、クイズを出すんです。例えば、「ニルバーナの生まれ変わりだと思ってる俳優は誰?」「押尾 学!」「正解!」みたいな。初めて観たとき、“なんだこれ、オシャレだなあ”と思ったのは覚えてます。

――2010年からチョコンヌとしての活動をスタート。過去のライブは覚えていますか?

長谷川 忍(以下、長谷川) 2020年2月にやったライブが、初めての即完だったんじゃない? ルミネでやったときもお客さんがキュッと小さくまとまってたのを覚えてるから。

長田庄平(以下、長田) 端っこのほうは空いてたね。けど、2014年は埋まってたんじゃないかな? だから、全国ツアーをやることになったんだと思う。

長谷川 アキナさんとか入ってくれたから埋まったのかもしれないけど、ある時期までお客さんはあんまり入ってなかったですね。2017年、2018年はチョコプラが忙しくなりすぎちゃってできなかったし。

松尾 駿(以下、松尾) えっ、そんなにやってなかったっけ?

長田 俺らだけじゃないよ。シソンヌも夏の単独ライブをガッツリとやるようになって、忙しそうだったから。

じろう けど、そのあたりにアキナさんと3組で名古屋に行かなかった?

長田 それ、『横綱スリー』(注:フジテレビでかつて放送されていた『オサレもん』といいうネタ番組でシソンヌ、チョコプラ、アキナで組んでいたユニット)だったかもしれない。

じろう 2015年くらいだっけ?

長谷川 そうだと思う。そのあたり、8.6秒バズーカーが人気だったから。

――どういう覚え方なんですか(笑)。

長谷川 家でテレビを観てると、8.6秒バズーカーとバンビーノばっかり出てて。俺ら、『キングオブコント』優勝したのに全然呼ばれないなと思ってたんです(笑)。で、TBSの深夜番組に出たとき、8.6秒バズーカーのマネをしてるインスタの投稿かなんかがピックアップされてて。「俺らはマネされないようなネタをやってるんで……」って言ったら、一緒に出てた板尾(創路)さんが「マネできんことをやるのがプロや。気にするな」と言ってくれたんですよね。

チョコプラのVTRは昔から面白かった


――では、それぞれの好きだったコントは?

じろう (資料を見ながら)タイトルを見ても、覚えているものと覚えてないものがありますけど。

長田 「ファンタスティックフォー」は覚えてますね。

じろう 中華料理屋始めます、みたいなネタでしょ?

長谷川 みんなの特技を合わせて「中華料理屋始めます」って言うヤツね。

長田 結構、テレビでやったネタも多いけど、僕的には「肩上 彰のわかりにくいニュース」が印象に残ってます。長谷川とふたりでやったコントで、ニュース番組にフリップを貼り付けるんだけど、それが全部小さくて全然見えないっていうヤツで。

長谷川 そうだった(笑)!

松尾 俺は「佐野ラーメン」が好きだったな。

じろう 何回もやってるじゃん、それ。俺は嫌だって言ったんですけど、こいつらがやるって聞かなくて。

松尾 自分が書いたネタなのに(笑)?

じろう ウケないってわかってるから。佐野元春が出てくるネタなんですけど、若い人はあんまり知らないじゃないですか。

長谷川 そうかもしれないけど、あれやっとかないと俺らのやる気が出なかったのよ。

松尾 そう。それに大事なのはウケるかどうかじゃなくて、自分たちが楽しいかどうかだったから。「佐野ラーメン」はめちゃくちゃ面白かった。あと、みんなでVTRを撮りに行ったこともあったよね?

じろう あぁ、あった。『シソネット』(チョコンヌで撮ったVTRを披露するライブ)で流したよね。

松尾 それで、マッドの実家に行ったよね。あれも楽しかった。

長谷川 チョコプラは今、YouTubeでバズってますけど、昔から単独ライブのVTRが毎回面白かったんで、“こいつら、テレビに向いてるんだろうな”って思ってました。自分たちの2回目の単独でチョコプラみたいなVTRを撮ろうと思ったけど、なんにも起こらないし、自分たちも面白くなくて。

長田 けど、俺らは逆にVTRがウケすぎて、ネタがウケなかったんだよ。

じろう それ、何回も目撃した(笑)。

松尾 ウケすぎるっていう理由で、VTRを流すのをやめたんだよね。

長谷川 今のYouTubeの原型だよね。そりゃバズりますよ、やってることはあのときと変わらないんだから。

長田 シソンヌは、北沢タウンホールでやったライブで時間が経ていくネタを初めて見たとき、すげぇなって思った。じろうはちゃんと組み立ててコントが作れるのが、僕とは違うところなんですよね。

チョコレートプラネット

長田庄平(1980年1月28日生まれ、京都府出身)、松尾 駿(1982年8月18日生まれ、神奈川県出身)2006年結成。2015年『NHK新人お笑い大賞』受賞。2008年、2014年、2018年に『キングオブコント』決勝に進出。YouTubeチャンネル「チョコレートプラネット チャンネル」は登録者数143万人を誇る(2021年9月現在)。

 

 

 

シソンヌ

じろう(1978年7月14日生まれ、青森県出身)、長谷川 忍(1978年8月6日生まれ)。2006年結成。2014年『キングオブコント』優勝。これまでのコント作品を視聴できるYouTube チャンネル「シソンヌライブ」は必見。シソンヌライブ『onze』2022年8月31日(水)~9月11日(日) 下北沢本多劇場にて開催予定。

 

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TV Bros.編集部
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